クルマと共に生活していると必ずついてまわるのが「法律」のこと。道路交通法だけでなく、さまざまな法律と向き合わなければならない場合もある。ここでは法律のプロである弁護士に「クルマと法律」に関する疑問をぶつけてみた。
※本稿は2026年8月のものです
文:永岡孝裕/写真:ベストカー編集部、AdobeStock ほか(トップ画像=andranik123@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
駐車場でブツけたが相手が不在。メモを残せば帰っていい?
相手と連絡とりたい、でも時間がない。どうする?
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メモを残しても、そのまま帰ってはいけません。スーパーなど誰でも出入りできる駐車場は道路交通法上の「道路」にあたるとされ、警察への報告義務が生じます。これを怠れば当て逃げとして罰則(1年以下の拘禁刑等)や違反点数の対象になります。
防犯カメラやドラレコで後日特定される例も多く、逃げ得にはなりません。純粋な私有地でも民事の賠償責任は残ります。保険を使うにも警察への届出が前提となるのが通常です。相手が戻らない時は、まず警察へ届け出て、施設の管理者にも連絡しておくのが正解です。
手軽なレジャーである「車中泊」はどこでしてもOK?
車中泊を満喫するには場所選びが重要!
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どこでも自由に、とはいきません。道路上に停めて寝るのは駐車違反等のおそれ大。道の駅やSA・PAは休憩のための仮眠は認められますが、宿泊目的の利用や連泊は控えるよう国も求めています。
コンビニや商業施設の駐車場は管理者の許可次第で、無断の長時間駐車はトラブルの元。他人の土地に勝手に入れば軽犯罪法違反等になりえます。公園も条例で禁止が一般的です。
アイドリングや騒音は条例違反や近隣トラブルの原因にもなります。安心して車中泊を楽しむなら、RVパークや車中泊可のキャンプ場を選びましょう。
自宅駐車場でも飲酒運転になることはある?
自宅駐車場なら酒飲んで運転してもOKだよね?
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道路交通法の飲酒運転は「道路」での運転が対象なので、閉鎖された自宅の敷地内だけなら原則成立しません。
ただし、マンションや月極など不特定の車両が出入りする駐車場は「道路」と判断されることがあります。
また、敷地から公道に一歩でも出ればアウト。さらに人身事故を起こせば、場所を問わず危険運転致死傷罪等が成立しえます。飲んだら敷地内でもハンドルを握らないのが鉄則です。
駐車場内の事故でも道路交通法は適用される?
私有地で警察は民事不介入だけど道交法は?
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場所によります。スーパーやコインパーキングのように不特定の人やクルマが自由に出入りできる駐車場は、道路交通法上の「道路」にあたると判断されており、飲酒運転や当て逃げなどの規定が適用されます。
一方、契約者しか使えない月極やゲート付きの駐車場は「道路」にあたらないのが通常です。
もっとも、道路でなくても人身事故なら過失運転致死傷罪は成立しますし、民事の賠償責任は発生した場所を問いません。保険や事故証明の関係もあるので、駐車場内の事故でも警察への届出は必須と考えてください。











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