ホンダのインド二輪車法人ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディア(HMSI)は、2026年7月に発表した501cc空冷単気筒のヘリテージロードスター「CB500」の価格を9月下旬に公表し、公式サイトと同社のプレミアム販売網「BigWing」で予約受付を開始した。ホイール仕様の違いで3バリアントを用意し、価格は27万5000ルピー(約45万円)から。詳細仕様の公開と納車はアルミホイール仕様が2026年10〜12月、スポークホイール仕様が2027年1〜3月と、仕様ごとに時期をずらして進める。
GB350の兄貴分、501cc空冷単気筒はオイルクーラー付きで28PS
CB500は7月24日にインドのメディア向けイベントで初公開されたモデルで、日本でも人気のGB350(インド名CB350ハイネス)の排気量アップ版にあたる。HMSIは「世界中のライダーに愛される伝説のCB750に着想を得た」「レトロスポーティなスタイリングと現代的な性能を兼ね備えた、ホンダのロードスターの旗艦」と位置づけ、インド製であることを前面に打ち出している。
エンジンは501ccの空冷単気筒にオイルクーラーを追加したもので、最高出力は20.7kW(約28PS)、最大トルクは43.3N・m。GB350の15kW(20PS)/29N・mに対し、出力で約8PS、トルクで約14N・mの上乗せとなる。公式のスペックシートが挙げる特徴は、オイルクーラー付き501cc空冷エンジン、3バリアント展開、オールLED灯火器、アナログ+デジタルのメーター、ホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール(HSTC)、そして前後ディスクブレーキと2チャンネルABSの6項目。7月の発表時に確認されたスマートフォン連携機能「ホンダ・ロードシンク」やアシストスリッパークラッチも引き続き装備される。
車体寸法は全長2,171mm×全幅782mm×全高1,097mmと公表された。一方でホイールベースやシート高、車両重量、燃料タンク容量といった詳細諸元は「仕様公開時に明らかにする」として現時点では伏せられている。現地メディアの報道では前19インチ・後17インチのホイール、5速ミッション、セミダブルクレードルフレームを採用するとされるが、公式発表としてはまだ確認できていない。
ホイールで分かれる3バリアント、価格は27万5000ルピーから
ラインナップはホイールの違いで3つに分かれる。最も安価な「CB500 Alloy」はキャストホイール仕様で27万5000ルピー(約45万円)。中間の「CB500 Spoke」はチューブレスタイヤに対応したスポークホイールを履き、29万9900ルピー(約49万円)。最上級の「CB500 Spoke with Stripes」はスポークホイールに専用のストライプグラフィックを組み合わせ、30万1900ルピー(約49万円)となる。いずれもバンガロールでの工場出荷価格で、州によって価格は異なる。
納車のスケジュールも仕様ごとに異なる。HMSIは「詳細な構成と完全な仕様は、CB500 Alloyが2026-27年度第3四半期(2026年10〜12月)、CB500 SpokeとSpoke with Stripesが第4四半期(2027年1〜3月)に公開し、納車はその後まもなく始まる」と案内している。まずキャストホイール仕様から出荷し、スポーク仕様は年明け以降という段取りだ。予約は公式サイトのほか、大型二輪を扱うBigWingディーラーで受け付けており、現地報道によれば予約金は5,000ルピーとされる。
インドでは2025年9月の物品サービス税(GST)改正により、排気量350cc超の二輪車には40%の税率が適用されている。CB500の価格はこれを織り込んだものだ。現地メディアは、2020年にロイヤルエンフィールドのクラシック500系が生産を終えて以来のインド市場における500cc単気筒モデルと位置づけ、33万9000ルピーからのロイヤルエンフィールド650ツインとの間を埋める存在と評している。
カラーは5種類、ゴールドストライプ入りのブラックは最上級仕様専用
公式スペックシートには5つの車体色が掲載された。画像で確認できる範囲では、キャストホイールを履くのがPearl Deep Ground GrayとPearl Igneous Black、スポークホイールを履くのがRebel Red Metallic 2とMat Steel Silver Metallic、そしてゴールドのストライプが入ったPearl Igneous Blackがwith Stripes仕様という組み合わせだ。7月の発表時に現認されたシルバー、レッド、つや消しグレー、ゴールドライン入りブラックの4色に、ストライプなしのブラックが加わった形となる。
Pearl Igneous Black(ストライプ入り/Spoke with Stripes)
Rebel Red Metallic 2
Mat Steel Silver Metallic
Pearl Deep Ground Gray
Pearl Igneous Black
日本へ導入されるなら…最も安いホンダの大型車になる?!
気になるのは日本への導入予定だが、現時点で正式な情報はない。ただし欧州や北米などで「GB500(日本仕様が存在する場合、当然この車名になるだろう)」が商標登録済みな点や、ホンダは国内でもCL500やレブル500など500ccクラスにも積極的な商品展開を見せていることから、国内導入の可能性は高いと思われる。
さらに価格面も検証してみたい。インド仕様のハイネスCB350は19万3139ルピー(約31.7万円)、CB500が27万5000ルピー(約45万円。共に最も安価なグレードの価格)。差額は8万1861ルピー(約13万円)で、価格上昇率はなかなか強気な約1.4倍となっている。
日本仕様のGB350は67万1000円なので、これを単純に1.4倍すると約94万円となるのだが、空冷の単気筒車が水冷2気筒のレブル500(92万4000円)やCL500(97万3500円)と同等の値付けはちょっと考えにくい。ここは“日本で最も安いホンダ大型モデル”という強力なセールストークが使える、80万円台の戦略的価格を期待したい!
CB500(2026・インド)主要諸元
- 全長×全幅×全高:2,171×782×1,097mm
- 軸間距離:未公表
- 最低地上高:未公表
- シート高:未公表
- 装備重量:未公表
- エンジン:空冷4ストローク単気筒 501cc(オイルクーラー付き)
- 最高出力:20.7kW(約28PS)
- 最大トルク:43.3N・m
- 燃料タンク容量:未公表
- 変速機形式:未公表(現地報道では5速リターン)
- ブレーキ形式(F/R):ディスク/ディスク(2チャンネルABS)
- タイヤサイズ(F/R):未公表(現地報道ではホイール前19インチ・後17インチ。Alloy=キャストホイール、Spoke=チューブレス対応スポークホイール)
- 販売価格:27万5000ルピー(Alloy)/29万9900ルピー(Spoke)/30万1900ルピー(Spoke with Stripes)※バンガロール工場出荷価格
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/594463/
【海外新車】ホンダ「CB500」インドで正式発表! 501cc空冷単気筒で約45万円から。日本仕様“GB500”は「最も安いホンダ大型車」になる?!【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/594463/594470/








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