カワサキの大型スーパーネイキッド「Z1100」と上級仕様の「Z1100 SE」が、2026年11月14日に2027年モデルとして発売される。注目は、Sugomi(凄み)を体現するスタイリングと充実した電子制御、そしてSE専用のブレンボ製ブレーキやオーリンズ製サスペンションだ。価格や従来モデルからの変更点、購入前に知っておきたい装備の違いをチェックする。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】カワサキZ1100/Z1100 SEの2027年モデル登場! 価格と進化のポイント(15枚)画像ギャラリーカワサキ最大排気量のZが2027年モデルに! SEとの価格差18万円の価値とは
大型バイクを選ぶとき、エンジンの力強さだけでなく、スタイリングやブレーキ、サスペンションの装備にもこだわりたい。そんなライダーに注目してほしいのが、カワサキのスーパーネイキッド「Z1100」と「Z1100 SE」の2027年モデルである。
カワサキモータースジャパンは、両モデルを2026年11月14日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格はZ1100が158万4000円、Z1100 SEが176万円。いずれもカワサキケアを含む価格だ。
今回のモデルチェンジで大幅な性能向上が図られたわけではない。Z1100はカラー&グラフィック、主要諸元ともに従来モデルから変更なし。一方、Z1100 SEはグラフィックとブレンボ製ブレーキキャリパーの外観が変更される。性能面への影響はないという。
では、2027年モデルのZ1100シリーズはどこに注目すべきなのか。両モデルのキャラクターと装備の違いから、その魅力を探っていこう。
「凄み」を走りに凝縮! Z1100とSEの違いをチェック
Z1100の個性を語るうえで欠かせないのが、カワサキ独自のデザイン・性能コンセプト「Sugomi(凄み)」だ。
獲物を狙う捕食者を思わせる前傾したシルエットや、鋭いラインと力強い曲面を組み合わせたボディワークが特徴。フロントフェイスにも迫力があり、停車中でも走り出す直前のような緊張感を漂わせる。
もちろん、魅力は見た目だけではない。カワサキは、ダイレクトなハンドリングとリニアなスロットルレスポンスをZ1100の特徴として挙げる。大排気量ネイキッドならではの存在感に加え、ライダーの操作に応える走りを追求したモデルというわけだ。
現代の大型バイクらしく、ライダーを支援する電子制御も充実している。コーナリング時の車体挙動などを考慮するKCMF、トラクションコントロールのKTRC、クイックシフターのKQS、ブレーキ制御のKIBSを採用。さらに、インテグレーテッドライディングモードやエレクトロニッククルーズコントロールも備える。
メーターはスマートフォン接続に対応した5インチTFTインストゥルメント。スポーツ走行を楽しみたい場面だけでなく、ツーリングでの使い勝手にも配慮されている。
一方、Z1100 SEは足まわりの装備が見どころだ。フロントにはブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパーとブレーキディスクを採用。リヤにはオーリンズ製S46リヤショックアブソーバーを装備し、調整機構によってライダーの感覚に応える仕様としている。
さらに、ハンドルバーにはUSB Type-C電源を標準装備。スマートフォンなどを使う機会の多い現代のツーリングでは、こうした実用装備も見逃せない。
価格差は17万6000円。標準モデルでも電子制御やクルーズコントロールなどを備えているため、SEを選ぶかどうかは、ブレーキやリヤサスペンションへのこだわり、そしてUSB Type-C電源の利便性をどう評価するかが判断材料になりそうだ。
なお、購入前に確認したい注意点もある。両モデルともABSを装着する一方、ETCは標準装備ではなく、メーカー純正アクセサリーの設定もない。また、販売店はカワサキプラザに限られる。
維持管理の面では、両モデルとも「カワサキケアモデル」に該当する。1カ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルターを含む)を無償で受けられる仕組みだ。購入時の価格だけでなく、購入後のメンテナンス体制も含めて検討したいライダーには、チェックしておきたいポイントだろう。
2027年モデルは、劇的な仕様変更よりも、Z1100が持つキャラクターと装備を継続する内容となった。鋭いスタイリングと電子制御を備えた大型ネイキッドを求めるならZ1100、ブレーキとサスペンションにもこだわるならZ1100 SE。自分がバイクに求めるものを整理して選びたい一台である。

















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