毎年楽しみなカスタマイズカーを作ってくれる日産京都自動車大学校と日産愛知自動車大学校。今回は2027年1月の東京オートサロンに向けて製作中の車両の進捗報告会が開かれた。どうやら「新FRスポーツ」と「VIPカー」らしいぞ。日産魂がまた炸裂しそうじゃん!
文:ベストカーWeb編集長 塩川雅人/写真:編集部、日産学園
【画像ギャラリー】これは新型シルビアのモチーフか!!! かっこいいVIPセダンも学生の目線で爆誕する(30枚)画像ギャラリー新FRスポーツはまさに新型シルビア序章だ
毎年の年始の楽しみでもある東京オートサロン。特に若い学生たちが作るカスタマイズカーはとてもワクワクするものが多く、クルマ好きの原点に立ち返るような気持ちになることが多い。特に近年ブイブイ言わせているのが日産自動車大学校。
今回、日産京都自動車大学校と日産愛知自動車大学校で進捗報告会が開催された。京都校は2台の制作となるがまず1台目は「新FRスポーツ」というコンセプト。なんとベースはZ34のフェアレディZというじゃないか。
日産大学校のコンセプトカーは日産直系だけあって、カスタマー像もはっきりしている。20代の実家暮らしでモータースポーツ好き(年収300万円台後半ー400万円)、そして40代男性の既婚者で子育てが終わり過去に乗っていたシルビアが欲しいという層だ。
ノートNISMOとフェアレディZの間を目指すという。シルビアを学生の共通イメージとして生まれる車両だが、学生は色々なことを悩んで作り込みを行っている。
特にカラーリングはスカイラインGT-Rのベイサイドブルーやミッドナイトパープルをベースにしたカラーで、マジョーラカラーのような光のあたり具合で深みのある色味(カラー名は「紫紺(しこん)」)になっている。
ただスカイラインマニア、そして日産FRスポーツで育ってきた身としては「シルビアがイメージのクルマにスカラインを引っ張り出すのは違うのではないか?」とも思ってしまう。
「たしかにシルビアというイメージを共有しています。ただ私たちはこれまでの”日産のスポーツカー”という枠組みは大前提なんです。なので、スカイラインGT-Rからカラーのアイデアを借りました。全ての日産のスポーツカーを思い出させるクルマなんです」。
思わず圧倒される説得力だったが、やっぱり日産が好きという気持ちがひしひしと伝わってくるのがおじさんは嬉しいぞ。このクルマは、大化けする予感大!!
シーマベースのVIPセダンがすごい
そしてもう1台がY33シーマをベースにしたモデルだ。「今どきなぜVIPカー?」と思うかもしれないが、そこには深い理由があった。それが学生の保護者世代の影響を受けているというのだ。
平成の煌びやかなイメージに憧れを持つ今の若き学生たちは、身近な「平成経験者」である保護者などの影響を多く受けているのは自然の流れだろう。まさにジェネレーションを超えた素晴らしいプロジェクトだ。
今回制作するのはY33のフェンダーを片側88mmワイドに拡幅したモデルで、全幅は「1996」mmとY33シーマの登場年に合わせている。このこだわり、いいなぁ。ただ、この手のVIPカーはすでにエアロも完成されている個体が多く、どこかで見たことあるデザインになりがち。
しかし学生は単なる「平成回帰」ではなく、すっきりとしたオリジナルデザインエッセンスも入れることでよりかっこいいスタイリングを目指すという。
またこのクルマのエアロは「貴魅者(たかびしゃ)」と名付けられている。「偉そうなさま」ではなく、将棋で相手を圧巻する攻め方を表す元来の意味での「高飛車」をイメージしているぞ。
後付けのサンルーフなどテッパンのカスタマイズも含めて、VIPの王者であるシーマの進化が楽しみなところだ。ターゲットカスタマーなどについてもめちゃくちゃ面白いので、ぜひオートサロンで学生に聞いてみてほしい。



































コメント
コメントの使い方