日本のスポーツカー市場はさらに盛り上がっていきそうだ。2021年から2023年にかけて、4台のスポーツカーがデビューするからだ。
トップバッターはトヨタ86&BRZの次期モデル。これまで通り、トヨタとスバルが共同開発中で、エンジンは2.4Lに決定!
続いて、2020年5月の決算会見でその存在が明らかにされた、新型フェアレディZ。400ps級の3Lツインターボが搭載されるという情報が入っている。
さらに、FFから4WDに進化する新型シビックタイプRと、520ps級のモンスターFR、スープラGRMN。その2台を加えた全4台のスクープ情報をお届けしよう!
文/ベストカー編集部
写真/ベストカー編集部
CGイラスト/ベストカー編集部
初出/ベストカー2020年9月10日号
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新型トヨタ86&BRZ:先代からのキープコンセプト!
■2021年3月デビュー
トヨタとスバルの共同開発により2012年に誕生したFRスポーツが2020年3月、2代目に切り替わる。
すでに現行BRZは2020年7月に注文受付を終了し、トヨタ86も2020年9月には販売が終了する見込み。
基本となるシャシーは現行型のキャリーオーバーだが、これまで重ねた改良から得られた知見が生かされ、新型と呼ぶにふさわしい剛性を得たものになる。
高剛性シャシーに搭載されるエンジンは、2.4L、水平対向4気筒のFA24型。現行型より400㏄増えた排気量はトルクアップに効果が大きく、最大トルクは現行2Lの21.6㎏mから24.5㎏m程度にまで増強、また最大トルク発生回転も引き下げられ、ドライバビリティは大きく向上する。
残念ながら価格のほうも300万円からと価格アップする可能性が高いが、それだけの価値は充分あるフルモデルチェンジといえるだろう。
新型フェアレディZ:6速MTで操る400ps級エンジンが痛快!
■2021年3月デビュー
Z33型と同様、日産再出発の象徴となるのが、早ければ2021年3月にもデビューする新型フェアレディZだ。
当初は現行Z34型のビッグマイナーチェンジ版といわれたが、フロアのベースとなる部分は生かしつつも、サスジオメトリーの変更も含めたフルモデルチェンジであることが判明した。
初代S30型を彷彿とさせるデザインのボディに収まるエンジンは3L、V6ツインターボで304ps/40.8㎏m仕様と405ps/48.4㎏m仕様の2種類のエンジンが用意される。
このエンジン自体はすでにスカイラインに採用されているものだが、スカイラインと異なるのは6速MTも用意されることに注目!
400ps級エンジンをMTで操る歓びが味わえるのだ。かつての日産を思わせる刺激的なマシンになるのは確実だ。
価格は400万〜550万円あたりになることが予想される。
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