2020年のハリアー・ヤリスクロス、2021年はランクル・アクア・カローラクロスなど、人気車が続々とモデルチェンジを迎え、大ヒットしているトヨタ。
年の瀬も迫り、そろそろ来年販売予定の新車情報が入ってきている。本稿では販売現場からの証言などをもとに、2022年にフルモデルチェンジや新型車として登場する予定のトヨタ車を紹介していく。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA、CG/ベストカー編集部
■新型ノア/2022年1月登場
2014年に登場した現行型が、フルモデルチェンジへのカウントダウンを始めた。ノア・ヴォクシーは、新型では車名をノア一本に集約し、グレード名としてヴォクシーの名を残す方向性が有力である。
新車の部品不足で納期遅延となっている現状を鑑み、現行型に対して早期のオーダーストップをかけた。想定よりも早い店じまいに販売現場は驚いているが、新型へかける期待も大きい。
売れ筋のクルマなだけに新型が登場するまで2か月以上のオーダーストップは、販売店にとって大きな痛手だが、新型販売の種まきには充分な期間があるだろう。年頭の鮮やかなスタートダッシュが期待される1台だ。
■新型アルファード/2022年4月登場予定
2021年乗用車ブランド通称名別順位では、毎月のようにトップ5へ名を連ねるアルファード。ここ数年、爆発的に売れているラージサイズミニバンも、来年1月で現行型の登場から丸7年を迎える。
現行型はアルファード・ヴェルファイアの二本立てだが、新型ではアルファードへ一本化され、ヴェルファイアの名前は消滅する予定だ。
豪華絢爛なイメージは踏襲しながらも、新たな挑戦としてスポーティな要素も加えるという情報も入っている。パワートレーンに2.4Lターボエンジンを設定し、アルファード初の「GRスポーツ」が設定されるらしい。
現行モデルの初期型を購入したユーザーは間もなく3回目の車検を迎える。このタイミングに合わせて、新型を登場させてほしいと販売現場が熱望する1台だ。
当初2022年冬頃の登場を予定していたアルファードだが、取材を行っていると待望論の大きさからスケジュールを前倒しに計画しているという声も聞こえてきた。
ノア・アルファードが、2022年春までに連続して登場すれば、他メーカーにとってこのうえない脅威になるはずである。現行型のオーダーストップ時期を注視していきたい。
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