■bZ4X/2022年夏頃(6~7月)登場予定
2021年6月2日にアメリカで公開された新型EVのbZ4X。トヨタは2025年までに電動車のフルラインナップ化を掲げており、新EVシリーズ第一弾となるのが、bZ4Xだ。
レクサスでは一足早くEVモデルのUXを登場させ、多くの支持を得ている。今のトヨタ販売店にとって、純EVは待ち焦がれた存在であろう。
EVが初の取り扱いとなる販売店では、セールス・サービスともに入念な準備に入っている。ハイブリッドや水素とは、謳い文句や取り扱い方法が大きく変わるEVなだけに、初動は慎重な対応が求められそうだ。
■新型シエンタ/2022年秋頃(8~9月)登場予定
アルファードと同様に2015年に現行型が発表されたシエンタも、モデルチェンジの時期を迎える。直近の販売実績は、ライバルのフリードに後れを取る結果となっており、テコ入れが待たれるクルマだ。
ヤリス・アクアと、直近のコンパクトモデルは上手く進化した。シエンタもこの波に乗っていきたい。
2015年の登場時から全チャネルで販売されてきたのがシエンタだ。全チャネルがシエンタユーザーを抱えており、底堅く販売を進めていくためのカギとなるクルマである。販売の地盤を整えるモデルなだけに、失敗は許されない。
■新型ランドクルーザープラド/2022年後半(8~12月)登場予定
2009年に登場し、2度のマイナーチェンジをおこなってきたプラド。現行のトヨタラインナップでは、かなりの古株となる。それでも、月販約2000台を維持し続け、底堅い人気を保っているクルマでもある。
堅牢なラダーフレームやサスペンション、トルクの太いパワートレーンなど、現在持っているクロスカントリー性能には、さらに磨きをかけるとともに、実用性が高いプラドの良いところをブラッシュアップするモデルチェンジとなりそうだ。
今年登場したランクル300は、販売現場に大混乱を起こしてしまった。プラドの新型でも同様の事態が起こる可能性は高い。まずはランクル300の混乱を沈め、落ち着いたであろう2022年後半にデビュー時期を設定しているようである。混乱が沈静化しなければ、少し発表時期を後ろ倒しする可能性も高いだろう。
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2020年代に入り、トヨタの新車は大豊作だ。この勢いは2022年も変わらず続いていくだろう。特に2022年はモデルライフ7年超の人気車種が、そろってモデルチェンジを予定しており、販売店では自社ユーザーへのアピールが既に始まっている。
2022年も話題満載のトヨタから、目が離せない。
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