新型アルト登場!! めでたし! …けどカタログから消えたワークスはどうなる? 中古車は??

新型アルト登場!! めでたし! …けどカタログから消えたワークスはどうなる? 中古車は??

 2021年12月に、軽ベーシックモデルのスズキアルトがフルモデルチェンジを行い、9代目へと世代交代を行った。アルトは1979年に初代モデルが登場し、約42年で国内累計販売台数は約526万台を誇る軽自動車を代表するモデルである。

 新型アルトは、誰もが気軽に安心して乗れる、世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザインを採用し、内外装を一新。パワートレインは、エネチャージ仕様に加えて、WLTCモード燃費で軽自動車トップの27.7km/Lを実現したマイルドハイブリッド仕様も用意。

 さらに、安全装備では、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートなどを搭載する「スズキ セーフティ サポート」とエアバッグ を全車に標準装備。

 また、必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用し、ステレオカメラで認識した道路標識をヘッドアップディスプレイに表示する標識認識機能を搭載している。

 アルトはフルモデルチェンジを行ったが、旧型モデルで15年振りに復活したスポーツモデルのアルトワークスの話は一切に聞こえてこない。そこで、ここでは軽スポーツモデルのアルトワークスの中古車事情を紹介する。

文/萩原文博、写真/スズキ自動車、萩原文博

【画像ギャラリー】ラインアップから消えたアルトワークスの詳細を写真で見る!(12枚)画像ギャラリー

高コンディション車に値上がり気配あり!

アルトワークスの走行シーン
アルトワークスの走行シーン

 2015年12月、約15年振りに復活したアルトワークスは、気持ちの良い本格的な走りで好評なアルトRSターボをベースに、「クルマを操る楽しさを追求し、さらに走りを磨き上げた軽ホットハッチ」を目指して、戦闘力をアップしたモデルだ。

 戦闘力アップに繋がるメニューとして、まず専用チューニングを施したサスペンションが挙げられる。ドライバーのステアリング操作に対して、タイムラグなく応答する操作性、カーブを曲がる際のクルマの動きの変化をさらに抑えた安定性を実現。そして手応えのあるダイレクトな操舵感を目指している。

 外観デザインは、WORKSのロゴをあしらったフロントバンパーアッパーガーニッシュやボディーサイドデカール、足元を引き締める黒のホイール、赤のフロントブレーキキャリパーなどで存在感を演出している。

 アルトワークスに搭載されている最高出力64psを発生する660ccの直列3気筒DOHCターボエンジンは最大トルクをベース車の98Nmから100Nmへと高めるだけでなく、アクセルレスポンスを向上させ、ペダル操作にダイレクトに反応する加速フィーリングを実現した。

 また組み合わされるトランスミッションは5速MTと5速AGS。5速MTは1速から4速までクロスレシオ化し、エンジンのトルクをワイドな回転域でつながりの良いギヤ比とすることで、スポーティな走りとシフトチェンジすることの楽しさを追求。さらに、ショートストロークシフトとシフトノブの最適設計により軽快なシフト操作を味わえる。

 一方の5速AGSは専用の変速制御を採用し、ダイレクトな加速を実現。スポーツ走行が楽しめるようにハンドルから手を離さずにシフトチェンジが可能なパドルシフトを装着している。

 インテリアでは、スポーツ走行時に体をしっかりと支えてくれる専用レカロ製フロントシートやターボの過給圧の高さに応じて色が変わるブーストインジケーターを採用するなど、ドライバーのスポーツマインドを刺激するアイテムを数多く採用している。

 軽自動車トップレベルの走行性能を実現しながらも燃費性能はWLTCモードで20.8~21.4km/Lを実現し、高出力と低燃費を両立している。安全装備は、2018年12月に一部変更を行っています。5速AGS車に衝突被害軽減ブレーキである「デュアルセンサーブレーキサポート」を標準装備し、安全性を向上させた。

 現在、2015年に登場したアルトワークスの中古車は約171台流通していて、中古車の価格帯は約63.8万〜約285万円。約1年前のアルトワークスの中古車の価格帯が約85万〜約163万円だった。

 年式が進み走行距離が延びたことで、最低価格が下がった一方でチューニングされたコンプリートカーが出回り価格帯は幅広くなっている。

走行距離が少ない高年式車の「おろしたて中古車」が出回っており、新車価格を上回るプレミアム価格となっているのは注目のポイント。すでにメーカーのホームページから落ちていることから、今後新車のオーダーはできない。

 そう考えると、今後アルトワークスの中古車相場は上昇する可能性は高い。現在、200万円以下で手に入れられる「おろしたて中古車」も今後は200万円オーバーとなるのは間違いないはず。

 今後、アルトワークスの復活が望めないとなると、今後値落ちの可能性は低くなるので、狙っている人は早めにアクションを起こしたほうが良いだろう。

【画像ギャラリー】ラインアップから消えたアルトワークスの詳細を写真で見る!(12枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

スプリンターカリブ復活!?G16E搭載のAE86試乗記も!ベストカー12月26日号発売中!!

スプリンターカリブ復活!?G16E搭載のAE86試乗記も!ベストカー12月26日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす!今号もベストカーは寒さに負けず頑張りました!これを見た帰…