2022年、注目のカー用品はどれなのか? そこで、ナニワのカー用品評論家である松平智敬氏に話を聞いたところ、「車内空気のクリーン化」「車内オフィス化」「安全サポート」「ワングレードアップ」という4つのキーワードが挙げられるという。
というわけで、この4つのキーワードから選んだ、2022年お薦めのカー用品を紹介していきましょう!
※本稿は2022年1月のものです
文/松平智敬
写真/sharaku1216@AdobeStock、シャープ、ユピテル、パイオニア、データシステム、パナソニック
初出:『ベストカー』2022年2月10日号
■注目のカーアイテム/その1『車内空気クリーン化グッズ』
2020年に引き続き、コロナ禍に明け暮れた2021年。ウィズ・コロナが当たり前の生活になってきたが、それはクルマの中でも同じことだろう。「車内は密室だから安心」とは言えなくなり、除菌・消毒をサポートするグッズが注目を集めているのだ。
「プラズマクラスター」のシャープと、「ナノイー」のパナソニックは、家庭用空気清浄機としても人気が高い。
IG-NX15(シャープ)は同社独自の空気浄化技術である「プラズマクラスターNEXT」を搭載。車内で発生しやすいカビ臭・汗臭・体臭・食べ物臭・たばこ臭・ペット臭などを消すのはもちろんのこと、付着ウイルスの作用抑制にも貢献する。さらに、運転や仕事をする時に欠かせない、集中力の維持にも効果を発揮するのだ。
F-GMK01 (パナソニック)は「ナノイー」による除菌・消臭機能を持つ。これは、空気中の水に高電圧を加えることで、生成されるナノサイズの微粒子イオンのこと。臭いの粒子やウイルスに吸着して、除去してくれる。この粒子は肌になじむから、潤い効果も期待できるとされる。
また、再始動の際に当初の設定を記憶するメモリー機能を持つなど、便利機能も満載だ。
どちらも、ドリンクホルダーに設置でき、シガーソケットから電源がとれる。同時に、USBケーブルで家庭用電源から使うことができるのは、オフィスのデスクやテレワークなどでの使用を、想定しているのだろう。このように、2022年はますますカー用品と家庭用品の垣根が、低くなっていくと思われる。
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