根強い人気を誇る小型3列シート車。その牽引車ともいえるトヨタシエンタの今夏モデルチェンジについては先日お伝えした通り。
今回はシエンタの最大のライバルであるホンダ フリードの次期モデル、そしてさらにそれら「2トップ」の強力な対抗馬となりそうな、ノートの派生モデル、そしてロッキー搭載のシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」を引っさげ登場のダイハツ新規投入モデルをスクープ!
ミニバンに続いて小型3列シート車にも「戦国時代」がやって来る!?
※本稿は2022年2月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年3月26日号
■ホンダ フリードは来夏モデルチェンジ フィットのプラットフォーム活用+e:HEVもあり!
シエンタが最大のライバルとして意識するのがホンダフリード。コンパクト3列シートのパイオニア的存在で、実用的な3列目シートの居住性が高く評価されている。
現行型フリードの登場は2016年9月で、2019年10月にはマイチェンを実施している。シエンタ同様、7年目となる来年夏にモデルチェンジが計画されている。
先にモデルチェンジしたフィットがベース。SUV版がヴェゼルで、コンパクトミニバンが新型フリードとなる。
ボディサイズは現行型をほぼキープし、全幅は1695mmで5ナンバー。ホイールベースは現行型の2740mmから10mm程度延長され、さらに3列目の居住性が改善する。
パワートレーンはヴェゼル同様、1.5Lエンジンを主に発電用に使うモーター駆動のe:HEVがメインとなるが、コンベンショナルな1.5Lガソリンエンジン搭載グレードも設定されることになりそう。
現行型フリードのハイブリッドはDCTにモーターを組み合わせたシステムだが、e:HEVとなることでドライバビリティと実用燃費がともに大きく改善されるのが嬉しい。
■ノート3列シートもスタンバイ e-POWERで走りも燃費もイイ!!!
この動きを見逃すことなく、日産はノートベースの3列シート車を今年後半にも投入する。
プレミアム仕様としてバリエーションに追加された「オーラ」に続く、ノートの新たなファミリーだ。
ノートのプラットフォームはホイールベース延長や重量増に対する許容範囲が広く、ホイールベース2750mm、全長4280mmクラスの3列シート、スライドドアモデルに対応する。
ノートの上質なインテリアを踏襲し、シエンタやフリードといったライバルに対する上級志向をアピールする。
パワートレーンはもちろんノート同様、直3、1.2Lエンジンを発電専用とするモーター駆動のe-POWERだ。
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