日本の道路環境を考えれば全幅1700mm以下の5ナンバーサイズは超使いやすい。だが、年々このサイズのモデルはどんどん減っている状況だ。その筆頭がステーションワゴンで、今新車で買えるのはホンダ シャトルとトヨタ カローラフィールダーのたった2車種と超少ない! そのシャトルですらまもなく生産が終了となるのだ。これから永遠に5ナンバーサイズのワゴンは登場しないのか!? 一体この市場はどうなる!?
文:永田恵一/写真:ホンダ・トヨタ・三菱・マツダ・スズキ
【画像ギャラリー】三菱にホンダザクザクあるぞ! 東南アジアで大ヒットのコンパクトワゴン(8枚)画像ギャラリー新車で買えるのは2車種だけ! かつてはダイハツ以外の全車がラインアップしていた
5ナンバーサイズのステーションワゴンは派手さや華こそないが、車両価格、維持費ともにリーズナブルなのに加え、使い勝手もいいという便利なジャンルである。
現在コンパクトステーションワゴンはホンダ シャトルとトヨタ カローラフィールダーの二強状態である。シャトルはホンダが車種整理を進めていること、カローラフィールダーもモデルの古さなどもあり、両車遠くないうちに現行モデル限りとなる可能性は十分ある。という背景もあり、ここではコンパクトステーションワゴンの将来などを考えてみた。
今から20年ほど前、カローラ級の日本車にはトヨタ カローラツーリングワゴン→カローラフィールダー、日産 ウイングロード、ホンダ シャトルに続くオルティア→エアウェイブ、マツダ ファミリアSワゴン、三菱自動車 リベロ→ランサーセディアワゴン、スバル インプレッサスポーツワゴン、スズキ/カルタスワゴン→シボレーオプトラ(韓国大字製)がラインアップ。ダイハツ以外の日本メーカーは全社ハッチバック的なものを含め、現在のコンパクトステーションワゴンに相当するモデルを揃えていた。
しかし、マツダがファミリアをアクセラにした際にファミリアSワゴンがなくなって以来、15年前の2007年にはコンパクトステーションワゴンはトヨタ、日産、ホンダの三強となってしまった。その後2018年にはウイングロードも絶版となり、それ以来コンパクトステーションワゴンはカローラフィールダーとシャトルの二強となっているのだ。
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