最近の気になるニュースから注目の自動車関連記事をピックアップ。コメンテーターとして自動車評論家の片岡英明氏をお迎えし、記事を分析しお伝え!!
今回は深刻な人材不足に陥る自動車整備士が解消の動きを見せている!? 自動車教習所でフォークリフトの運転資格取得が可能に!? などの自動車業界最新ニュースを厳選しお届け!!!
※本稿は2022年5月のものです
文/片岡英明、ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像:Eakrin@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2022年6月26日号
■自動車税はアプリでの支払いがお得!?
毎年5月にクルマを所有していれば自動車税の納付書が送られてきます。
税金ゆえ割引はありませんが、アプリを使えばポイントが付加されることによって得するケースもあるようです。試して損はなしです!!
【片岡氏のコメント】
地方自治体から自動車税の納付書が届くのが5月だ。最近はスマートフォンのバーコード決済アプリを使って支払う人が増えている。
二輪や軽自動車は管轄が市町村なので対応していないエリアもあるが、都道府県税の自動車税になる登録車はPayPayやLINE Payなどのバーコード決済で支払いが可能だ。
郵送されてきた納付書のバーコードを読み取ることで、自宅にいながらにして税金を納めることができるのである。
近くに金融機関やコンビニがないという人には便利だし、近くても行って振り込むよりラクだ。無駄に手数料を払い込むこともないのもいい。
しかもバーコード決済なら高いポイント還元を期待できるサービスまである。これを使わない手はないよね。
■整備業界の人材不足に解消の動き高まる
自動車整備業界は慢性的な人材不足が深刻化していますが、国交省がその対応策に動き出しました。
労働環境は過酷なうえに、クルマの技術が高度化している点も人材不足に拍車をかけていますが、いい策は見つかるのでしょうか?
【片岡氏のコメント】
自動車整備士の数が減少している理由はいろいろと考えられる。ほかの業界と同じように、少子高齢化が進んでいることに加え、人口が減っていることも挙げられるだろう。
また、自動車に対する若者の価値観が変わり、クルマ離れしたことも原因のひとつだ。
だが、今のクルマは壊れにくいが、使用年数も増えているから整備に関してはそれなりに需要があるように思う。
特に地方ではバスや電車などの交通機関に頼ることが難しいから、マイカーは必需品だ。安全に長く乗るためには定期的に整備し、部品を交換することが必要になる。
これからは電気が主役のEVが増え、安全装備も加わるなど、大きく変わりつつあるから自動車整備士は将来性のある有望な職種だ。高い技能を持つ整備士は給与面などにおいて優遇し、労働条件も改善する必要がある。
待遇がよくなり、魅力が増せば整備士を希望する人も増えるはず。整備士の育成方法も時代に合わせて変えていかなきゃ!!
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