2022年6月22日、RAV4の欧州仕様がマイナーチェンジした。日本仕様よりも先にマイナーチェンジしたわけだが、日本のRAV4はいつになるのか? 欧州仕様と同じマイナーチェンジの内容となるのだろうか? 流通ジャーナリストの遠藤徹氏が徹底レポート!
文/遠藤徹
写真/ベストカーweb編集部、トヨタ
■欧州版RAV4がマイナーチェンジ!!
6月22日、欧州でRAV4がマイナーチェンジしたが、日本では2022年10月4日の発表という情報(ディーラー調べ)が入ってきている。むろん、近頃の半導体不足の影響による遅延が予想されるため、10月頃と考えていたほうがよさそうだ。
今回はRAV4のマイナーチェンジの内容は、安全対策強化、利便性の向上、装備の充実、カラーリングの再編などで、内外装のデザインは小変更程度で、車両本体価格は17万~25万円程度アップする。
正式に価格が決まり、先行予約が開始するのは9月上旬の見通し。ただ前述した通り、半導体を中心としたサプライヤーからの部品供給遅れによって、発表、発売や納期遅れで多少スケジュールの変更がある可能性もある。
ただ改良内容はすでに販売店に詳細に伝えられており、一部の販売店では現行モデルをもとに仮の見積書を作成、納期の順序を決めるために、具体的に商談を進めている店舗も出始めている。
現行モデルは2019年4月10日に発売、2020年6月8日にはRAV4PHVを追加設定、2020年8月7日には最初の一部改良を実施し、同年末にはアドベンチャーにハイブリッド車を加えた。
今回は現行モデル発売から2年半が経過し、初めての中規模なマイナーチェンジとなる。合わせて今夏に排ガス&走行規制の強化に対する法規対応も実施する。
具体的には装備内容ではパノラミックビューモニターに床下透過装置の追加(Xグレードを除く)、デジタルインナーミラーの録画機能追加(Xグレードを除く)、ディスプレイオーディオやCD&DVDデッキの廃止、USB端子をタイプAからタイプCへ、ETC2.0を全グレードに標準装備としている。
最大のポイントは、マルチインフォメーションディスプレイとディスプレイオーディオだ。マルチインフォメーションディスプレイは、Xグレードが4.2インチから7インチTFTカラーディスプレイに、Xを除くグレードは7インチTFTカラーディスプレイから12.3インチフルデジタルメーターに変更。
ディスプレイオーディオも新型ノア&ヴォクシーと同じ、コネクテッドナビ対応のディスプレイオーディオに変更。Xグレードは7インチから8インチとなり、Xを除くグレードは8インチから10.5インチのディスプレイオーディオプラス(メーカーオプション設定)となる。
安全面では自動ブレーキの検知機能強化、右左折時でも反応する機能設定など充実させている。
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