■マイナーチェンジ版の納期はどうなる?
RAV4 PHVもほぼ同じ内容でマイナーチェンジを受けるが、生産開始が多少先送りになる分、納期がずれ込む見通しとなっている。これまでRAV4PHVはRAV4と実質別モデルとしてカタログを分けていたが、改良型はRAV4と同じラインナップに組み込む。
特別仕様車の「アドベンチャーI」は「オフロードパッケージ」を追加し「アドべンチャーII」としてラインナップする。
ボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャインをより見栄えのするプラチナホワイトパールマイカに変更するほか、アドベンチャーは新たに2トーンのルーフブラック&ボディカーキーとルーフブラック&ボディグレイッシュブルーの2タイプを加える。
従来グレードからのラインナップの変更はない。車両本体価格の値上げ幅は最上級のGZパッケージ、アドベンチャーオフロードが約25万円、Gが22万円、アドベンチャーが20万円、Xが17万円程度の値上げになる。
これによって従来の277万4000~408万5000円→277万4000~435万6000円程度となる。これまでRAV4は大半がGタイプの売れ行きに集中し、アドベンチャーは全体の10%程度と少なかったが、今回の特別仕様車の充実によって、販売構成比は全体の20%以上に達することを見込んでいる。
従来モデルは多数のバックオーダーを抱え、納期が4ヵ月以上に達している。バックオーダー分の生産&納車は改良前の分も含め、改良したモデルで生産し、納期する方法に切り替えるが、先に申し込んだユーザーを先行して納車することになる。
仮の見積書作成分は9月上旬に正式な価格が決定した時点で正式な契約書に書き換えられる。
納期については契約した時点でユーザーに伝えられるが、最近はサプライヤーからの半導体を中心とした部品供給の遅れの影響で、スムーズな生産ができないために、この改良モデルの発売後の納期は来年にずれ込む可能性がある。
■証言:首都圏ネッツトヨタ店営業担当者
「RAV4は同じアッパーミディアムSUVでハリアーとの双璧を形成している。ハリアーがシティ走行向きのコンセプトで2WDが中心なのに対してRAV4はオフロード走行向きで4WDが主軸で分けていた。
これまでハリアーの方が圧倒的な人気の高さで販売実績をリードして来た。今回のマイナーチェンジで、アドベンチャーのラインナップの強化によって販売を挽回するのがひとつの目標となっている。
ただハリアーも同じ時期にマイナーチェンジし、RAV4同様にPHVを設定すると聞いているので、またリードを許すかもしれない。ネッツ店としてはもともとRAV4を主軸モデルとして扱ってきたのでこちらを中心に改良モデルも売って行くことになるだろう」。
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