新型SUV CX-60。次世代を担う「ラージ商品群」の第一弾として、このほど9月15日に発売が開始されたマツダの自信作だ。
さてこのCX-60、4種のエンジンが用意されているのにも注目が集まっている。直6・3.3Lディーゼルマイルドハイブリッド、直6・3.3Lディーゼルターボ、直4・2.5L PHEV、直4・2.5L。果たして一体どれが「ベスト」なのか?
ハンドリング、加速性能、乗り心地、コスパといった観点から、自動車評論家 国沢光宏氏が解説します!
●マツダ CX-60で選べるエンジン
・直6・3.3Lディーゼルマイルドハイブリッド(254ps/56.0kgm)…価格:505万4500~547万2500円
・直6・3.3Lディーゼルターボ(231ps/51.0kgm)…価格:323万9500~465万8500円
・直4・2.5L PHEV(323ps/51.5kgm)…価格:539万~626万4500円
・直4・2.5L(188ps/25.0kgm)…価格:299万2000~407万円
※PHEVとマイルドハイブリッドはシステム出力
※本稿は2022年8月のものです
文/国沢光宏、写真/MAZDA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年9月26日号
■試乗した3.3Lディーゼルマイルドハイブリッドと、2.5LPHEVの違いは?
CX-60の場合、現時点で試乗済みパワーユニットはディーゼル3.3Lのマイルドハイブリッドと、2.5LガソリンのPHEVの2種類。
9月上旬の公道試乗会&年内に納車される皆さんのCX-60も上記2つのパワーユニットしかないという。
ということで普通の2.5Lガソリンと、3.3Lディーゼルに関しては「予想」というレベルに留まると理解していただけたら嬉しい。
売れ筋になりそうなディーゼルから。
普通のディーゼルとマイルドハイブリッド、最大の違いは一定速走行状態で(例えば40km/h)エンジンかかっているか止まっているか、ということになる。
普通ディーゼルは常時エンジンかかっているため、当然ながら違和感なく普通に加速していく、と思う。
そして、エンジン止まっているマイルドハイブリッドでアクセル全開すると、まず駆動系のクラッチを切り、走行用モーターでエンジンかけにいく。
ある程度回転数上がった時点で駆動系クラッチ繋ぎ、そこから加速が始まる。
加速始まるまでのタイムラグ、けっこう気になった。
フル加速時の絶対的な加速やエンジンフィールは“ほぼ”同じ。システム出力で勝るマイルドハイブリッドながら、重量増でトントン。燃費が少々違う程度かと。
コメント
コメントの使い方