凄まじい勢いで魅力的なクルマの登場が相次いでいる日産。軽EVの次はミニバンだと言わんばかりに、今年(2022年)末登場予定のセレナを皮切りに、ノートベースの新型ミニバン、さらには新型エルグランドの登場が控える。年頭のノア&ヴォクシー登場から続くミニバン決戦がさらに加速する!
※本稿は2022年9月のものです
予想CG・文/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年10月26日号
■日産 新型コンパクトミニバン(2023年春登場予定)
●ノートをベースにシエンタ&フリードに対抗!
昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも獲得したノートの人気が続いている。
標準、オーラ、クロスオーバー、ニスモの各バリエーションがそれぞれ高い支持を受けているのが特徴だが、さらなる新バージョンが登場する。
デビューした時から噂に上がっていた3列シート仕様の開発が進んでいるのだ。
コンパクトミニバンは根強い人気のあるカテゴリー。ホンダのフリードは安定して売れており、トヨタはシエンタをフルモデルチェンジして早くも高い評価を獲得している。
ノートをベースに作られる日産のコンパクトミニバンは、これらに対抗するモデルとなる。パワーユニットはノートと同じ1.2Lのe-POWERで4WDも設定。
ルノーと共用するコンパクトカー向けの「CMF-Bプラットフォ—ム」を採用するが、3列シート向けにホイールベースを延長。
現時点でのCMF-B最長のホイールベースはルノーアルカナの2720mmで、このクルマも同等の数値となりそうだ。
シエンタ(2750mm)、フリード(2740mm)と遜色のない長さで、同等の室内空間が期待できる。
日産としては2008年に販売を終了したキューブキュービック以来のコンパクトミニバンとなるが、国内市場では一定の需要があっただけに販売店からのリクエストも多かったと聞く。
もちろん、待っていた日産ファンも多い。
車名にノートが付くのか別名になるのかは不明だが、ノート自体の仕上がりのよさはわかっていること。このコンパクトミニバンも大いに期待できると思って間違いない。
●日産 新型コンパクトミニバン予想スペック
・全長×全幅×全高:4250×1695×1700mm
・ホイールベース:2720mm
・車両重量:1400kg
・パワーユニット:直3、1.2L e-POWER
・エンジン最高出力/最大トルク:82ps/10.5㎏m
・モーター最高出力/最大トルク:136ps/32.6kgm
・WLTCモード燃費:23.0km/L
・予想価格:260万~300万円
・登場時期:2023年春
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