現行型アルファードの受注が止まっている。部品流通不安のため納期が超長期化しており、「いま注文を受けても次期型アルファード/ヴェルファイア発表まで納車が難しいから」という判断(次期型アルファードは2023年5月頃発表と、全国のトヨタ販売店幹部には説明が出回っているという)。そんな中、中古市場には多くのアルファードが出回っており、さらに市場価格がジリジリと値上がりしている。さらにその価格相場の最上層に、950万~1800万円(平均1200万円超)の「レクサスLM顔」のアルファードが多数存在している。
文/ベストカーWeb編集部
■最高額ゾーンに6台の「LM仕様」を確認
「レクサスLM」とは2019年4月に開催された上海モーターショーに出品さて、2020年2月に中国で発売が開始された、アルファードベースの最上級ミニバンのこと。現在(2022年10月)までに中国、香港、マカオ、台湾、東南アジア、インドなどで販売実績があるが、日本市場では販売されていない。
そんなレクサスLMの「顔」をアルファードに移植した「LM仕様アルファード」が、中古車市場に何台か出品されている。価格帯は950万~1800万円とかなり高額で、アルファードの中古車相場における最上層を形成している。
アルファードの「LM」仕様はどれも高年式で走行距離が短く、保証付きのタマが多いので、ドレスアップ費用や今後の価格上昇を考えると、それなりにお買い得なモデルといえる。
今後レクサスLMが日本に導入されることは難しいだろうから(すくなくともあと半年程度でフルモデルチェンジする現行型アルファードベースで「LM」が日本市場で発売される可能性はほぼゼロであり)「どうしても欲しい」という人は問い合わせてみるべし。
■「中古車選びはお店選び」を忘れずに
冒頭で紹介したとおり、現行型アルファードは新車受注をストップしており、「すぐに欲しい」という人は中古を狙うことになる。現行型アルファードの中古相場はジリジリと値上がり中であり、今後、新型の発売が近づくにつれてさらに上がっていく見込みなので、狙っている人は早めに問い合わせたほうがいいだろう(編集部の予想では2023年3月頃に高値ピークとなり、新型の情報が出始めると落ち着いてくる)。
「どうせなら長く乗りたい」という人も、新型がどういう仕様になるのか、今後の納車スケジュールがどうなるか分かりづらい状況であるので、欲しいクルマを中古で、という選択は悪くない。
編集部としては、アルファードについての狙い目は、走行距離が極端に短い展示車や試乗車落ちではなく、丁寧に乗ったワンオーナー車をお薦めしたい。相場500万~650万円くらいの高年式仕様(2019~2021年式の2.5L仕様タイプゴールド)が「大当たり」の可能性が高い。
【編集部特選アルファード中古車/500万~650万円狙い目ゾーン】
「中古車選びはお店選び」という格言がある。現在、新車販売が空前の超長納期化によって混乱中であり、その余波が中古市場にも影響していて相場は全般的に上昇中。流動性が高まっていて、「中古車の一期一会」も加速している。
それでも、高価な買い物であることは間違いないのだから、価格だけでなくさまざまな条件を吟味し、比較して、最後は自分の目で確かめてから購入しましょう。そのうえで、いま値上がり必至の中古アルファードを狙うのは、かなりよい選択だと思います。はい。
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