いま、中古車価格が急騰しています。なかには新車以上の価格がついているものもあるとのこと。こんな光景を目の当たりにして「あの頃、新車を買っておけばよかった」なんて後悔している人もかなりいるんじゃないでしょうか。では「いま買っておいたらあとで高く売れるクルマ」というのはどういうクルマなのでしょうか。今回は中古になっても5年後に高く売れるクルマについてレポートしました。
文、図表/松崎隆司、写真/トヨタ、ホンダ、スズキ
■人気の高いグレードや特別仕様車が下取り高額化
中古市場で人気のあるクルマというのは、基本的には新車時の販売台数の多いクルマです。別表にも中古になっても人気のあるクルマ(図1)についてまとめましたが、今ならミニバンやSUVなどが人気の車種です。
ミニバンやSUVなど、ほしいクルマのタイプが決まっていれば、同一タイプのなかから「中古になっても人気のあるクルマ」から選ぶというのもひとつの方法です。
同一車種ならやはり人気の高いグレードのほうが需要があるようです。たとえばランドクルーザーならZX、ランドクルーザープラドならTX-L。アルファードなら2.5SCパッケージなどが今人気の高いグレードです。
もちろん廉価グレードであってもリセールバリューの高いクルマもありますが、予算が許せば、標準グレードよりも高いもののほうがいいようです。予算的に廉価版のグレードしか買えない場合でも、残価設定ローンを活用してワングレード上のクルマを買うという方法もあります。
また、中古市場での人気を決めるのはグレードだけではありません。
特別仕様車は希少価値が付きますから大きなプラス評価につながるようです。ちなみに2022年5月13日にはトヨタのアルファードとヴェルファイアの特別仕様車が発売され、7月28日から2か月限定でスバルのBRZが200台限定の特別仕様車が販売されています。さらに8月2日にはトヨタのランドクルーザープラドの特別仕様車が発売予定です。こうしたクルマは中古になってもプレミアム価格がつく可能性が高いといえます。
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