■日産車が初めて乗用車年間トップの栄冠を獲得
2019年1月10日、日本自動車販売協会連合会が発表した車名別年間(2018年)累計販売台数によると、日産ノートが日産史上初めて、(登録車での)車名別年間販売台数でトップに立ったことがわかった。
■2018年1~12月累計販売台数(乗用車)
1位 日産ノート 136,324台
2位 トヨタアクア 126,561台
3位 トヨタプリウス 115,462台
4位 日産セレナ 99,865台
5位 トヨタシエンタ 95,048台
6位 トヨタヴォクシー 90,759台
8位 トヨタカローラ 89,910台
9位 トヨタヴィッツ 87,299台
10位 トヨタルーミー 86,265台
現行型の日産ノートは2012年8月に発表。
2016年11月に追加したシリーズ方式のハイブリッドシステム(駆動は電力、充電はガソリンエンジン)を持つ「e-POWER」が高い評価を受け、2017年暦年および2017年度のコンパクトカテゴリーで販売台数1位を獲得。さらに、2018年上半期に48年ぶり(1970年上半期「サニー」以来)に国内登録車首位を獲得し、このたび暦年でも車名別販売台数トップとなった。
これは日産自動車としては初の偉業で、サニーでもブルーバードでもマーチでも達成できなかったことをノートが成し遂げたことになる。
本来、販売台数に関していうと、トヨタは国内に約4600店舗を構えており、日産は約2100店舗。この店舗差と、ベース車は6年前に発売したこと(2012年8月登場)を考えると、e-POWERというユニットの可能性と、各日産販売店および日産営業マンたちの努力を讃えたい。
■軽自動車では4年連続ホンダN-BOXが首位
なお(乗用車ではなく)軽自動車の車名別販売台数ランキングは以下のとおり、ホンダN-BOXが首位を獲得した。
N-BOXは同シリーズとして過去最高の241,870台を販売し、軽自動車新車販売台数4年連続、登録車を含む新車販売台数においては2年連続となる第1位を獲得している。
■2018年1~12月累計販売台数(軽自動車)
1位 ホンダN-BOX 241,870台
2位 スズキスペーシア 152,104台
3位 日産デイズ 141,495台
4位 ダイハツタント 136,558台
5位 ダイハツムーヴ 135,896台
乗用車との販売台数を比べてみると、なんというか、日本市場は本当に軽自動車が中心になったんだな…と実感する結果となった。
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