世界的な半導体不足はいまだに続き、それに伴う納期の遅延も依然として続いているが、だからといってメーカーは「お手上げ!」と宣言して寝ているわけにもいかない。納期遅延の解消に鋭意努力しつつ、新車製造と販売を続けている。
ここでは2023年3月現在、メーカーのカタログに掲載されているモデルの中から、ダイハツの注目車種をご紹介する。
ダイハツには軽自動車で2番人気を誇るタントや長寿モデルのムーヴなど種類が豊富。どれを選ぶか迷う上にグレードまでどれがいいかわからない!! ここではダイハツの4車種紹介とオススメグレードをお伝えしていこう!
※本稿は2023年3月のものです
車両解説/西川昇吾、お薦めグレード/渡辺陽一郎
値引き&納期情報/遠藤 徹、写真/DAIHATSU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年4月10日号
■ダイハツ タント車両情報
・デビュー:2019年7月
・マイナーチェンジ:2022年10月
・価格帯:138万6000〜199万1000円
・目標値引き:16万円
・納期:4カ月
・衝突軽減ブレーキ:人
・ACC:あり(停止まで)
・サポカー:Sワイド
・WLTCモード:22.7km/L
■高い安定性を持ち、さらに進化を続ける
2022年軽自動車販売台数2位につけたのがタントだ。4代目となる現行型は2019年に登場。新世代プラットフォームを採用しており、軽スーパーハイトワゴンとしては驚くほどの高い安定性とフラットな乗り心地が魅力のモデルだ。
走行性能だけでなく、床下を低くして乗降性や積載性を向上させたほか、予約しておくと車両に戻った時にパワースライドドアが自動で開く軽初採用の「ウェルカムオープン機能」などが用意され、利便性も格段に向上している。もちろん、運転支援システムもライバルと比べて不満のない内容に進化した。
これまではタント、タントカスタムの2本立てであったが2022年のマイナーチェンジでオフロードテイストの加飾を施したファンクロスが登場した。こちらはアウトドアで役立つ専用装備が装備されている。多様なニーズに応えるべく、進化を続ける。
●お薦めグレード:X(154万円)
標準ボディのXは、開口幅が1490mmの左側スライドドアに電動機能を装着して、電動パーキングブレーキ、360度スーパーUV&IRカットガラスなども備える。価格は154万円で割安だ。
●タント X(FF)
・全長×全幅×全高:3395×1475×1755mm
・ホイールベース:2460mm
・車両重量:910kg
・最小回転半径:4.4m
・最低地上高:150mm
・エンジン:直3、0.66L
・エンジン出力:52ps/6.1kgm
・トランスミッション:CVT
・WLTCモード燃費:22.7km/L
・価格:154万円
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