2023年3月に開催されたバンコク国際モーターショーでお披露目された三菱 XRTコンセプト。形状の詳細が掴めないようにグラフィックで覆われてはいるが、かっこいいのは一目瞭然。お披露目後の質疑応答で、大人気モデル「トライトン」の新型であると明言された、このクールなピックアップトラックに迫る!!
※本稿は2023年4月のものです
文/諸星陽一、写真/ベストカー編集部、三菱自動車、撮影/諸星陽一
初出:『ベストカー』2023年5月10日号
■バンコクモーターショーにて初披露!!
2023年3月末にタイで開催されたバンコク国際モーターショーで三菱自動車はXRTコンセプトという名のモデルを披露した。
コンセプトという名はついているが、次期トライトンである。ニュースリリースにもそう記載されているほか、社長のスピーチでもアンベール後のQ&Aセッションでも、次期トライトンであることを明言している。
トライトンはピックアップトラックというジャンルに属し、三菱では1978年に市場導入したフォルテがその最初のモデルである。このXRTコンセプトから発展する新型トライトンは、フォルテから数えて6代目となる。
日本ではあまり見かけなくなったピックアップトラックだが、世界でのニーズは多い。トライトンはタイのレムチャバン工場で生産され世界150カ国に輸出される、三菱の最量販モデルである。
ピックアップトラックは世界の多くの地域で使われている。クローズドボディでは1cmでも大きな荷物は積めないが、トラックの荷台は融通が利く。いざとなれば人が乗ることもできる。
道路といえば舗装されているのが当たり前の日本と違い、ぬかるんだ泥道を走らなければならない地域もあり、高い地上高と4WDは必須条件である。
フレーム構造は高い耐久性を持つだけでなく、ボディのカスタムにも融通が利く。ASEAN諸国やアフリカ、オセアニアなどではそうしたニーズが非常に多いのだ。
■迫力満点のエクステリア!
今回はコンセプトということで、外観のみの披露となったが、堂々としたボディは現行よりも大きなイメージ。
噴き出す溶岩をイメージしたというカモフラージュラッピングにより、そのフォルムは明確には読み取れないが、オーバーフェンダーの膨らみ方やエンジンルーム部分の分厚さはかなり迫力に満ちている。
日本への輸入は未定だが、トヨタハイラックスや、ジープグラディエーターの人気を考えれば、一定の支持は期待できる。ストラーダ時代など過去には輸入実績もあるのだから、期待は膨らむ。
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コメント
コメントの使い方右ハンドルを作るのは今の三菱では費用がかかりすぎで無理でしょうね。