SUVオーナーの間で人気のホワイトレタータイヤ。最近はハイエースをはじめとするバンに装着している人も見かけるようになった。ドレスアップ効果が高い一方で、汚れが目立ちやすいのがホワイトレタータイヤのネック。今回はホワイトレター部分をキレイに保つ方法を紹介する。
文:デグナー12(Team G)/写真:AdobeStock、デグナー12(Team G)
■白文字は塗装じゃなかった!! 変色原因はタイヤの劣化防止剤だった
新品時は真っ白だったホワイトレターも汚れや劣化によって変色していく。
黒くすすけた汚れは泥やブレーキダストが原因なので、水洗いでも落とせるが、やっかいなのは茶色く変色した場合。タイヤに含まれる劣化防止剤が表面に付着、もしくはにじみ出たもので、油分を含むため、水洗いでは中々落ちない。
この劣化防止剤はタイヤを使用しない間に発生しやすく、タイヤを横積み保管していると茶色いシミがついてしまうことがある。
ホワイトレターと黒い部分を重ねてしまうと特に汚れがひどくなりがちなので、保管時にはホワイトレター同士を重ねるか、間に段ボールを挟むなど、一工夫した方がいい。
ちなみにホワイトレターは塗料ではなく、タイヤ製造時に文字の下に白いゴムを埋め込んでおき、最後に表面の黒いゴムを削って露出させたもの。そのため、洗剤などで洗った程度でホワイトレターが消えることはないのでご安心を。
■変色部分を白くするにはパーツクリーナーやキッチン用品が効果的
変色してしまったホワイトレターを白く戻すには油分を分解して落とせるパーツクリーナーが有効。ただし、直接吹きかけるのはNG。
劣化防止に必要な油分まで落としてしまうため、ホワイトレター以外の部分にはかからないように、ウエスに付けてから拭くことが望ましい。
キッチンの清掃グッズであるメラミンスポンジでホワイトレター部分を擦るのも効果的。
表面を根気よくゴシゴシこするとかなりキレイになる。パーツクリーナーは持っていなくても、家庭にメラミンスポンジがある場合は試してみる価値アリ。
ここまでの方法を試してもキレイにならない場合や掃除が面倒という人は最終手段としてホワイトマーカーで塗ってみよう。文房具店で売っているマーカーでもいいが、バイクのタイヤ用のマーカーが耐久性もあってオススメ。
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