レクサスが、ジャパンモビリティショーの出展概要を発表した。なかでも注目は、スポーツクーペっぽく見える流麗なEVコンセプトのティザー画像。これはレクサスブースで目撃するしかない!
文/ベストカーWeb編集部、写真/レクサス
■一見スポーツカーだが実態はクーペSUV?
今月26日に開幕するジャパンモビリティショー2023。この会場でレクサスは、バッテリーEVブランドへの変革を目指す同ブランドのコンセプトモデルラインナップを世界初出展すると発表した。
このコメントといっしょに公開されたのが、「バッテリーEVコンセプトカー」とだけ説明された2点のティザー画像。1点はフロントマスクを正面から、もう1点は車体後部を真上から撮影したものだ。
一見すると、その外観は流麗なスポーツクーペに見える。眼光鋭いヘッドランプに前輪部分が盛り上がったボンネット、スピンドルグリル脇には巨大な開口部もあり、高い動力性能を持つアスリート的いでたちだ。
とはいえ油断はできない。併せて公開されたレクサスブースのイメージイラストを見てみると、丸いステージに2台のクルマが展示されており、どちらも背の高いSUVのようなシルエットだからだ。
ここで思い出されるのが、レクサスが2021年春に公開した「LF-Z Electrified」というEVコンセプトカー。このクルマの造形は一部がRZに活かされたものの、「LF」という車名からも分かるとおり、別の存在であることは明らかだ。
そこで、今回登場するEVコンセプトはこの「LF-Z Electrified」の進化版なのではないかという想像もなりたつ。実際、「LF-Z Electrified」はクーペSUVのようなスポーティなスタイリングを持ち、こいつのウエストラインから上だけを強調して撮影すれば、スポーツカーのように見せることも可能だからだ。
「LF-Z Electrified」では、「DIRECT4」と呼ばれるモーターを使った4輪駆動力制御技術を採用し、ステアバイワイヤと組み合わせて意のままのハンドリングを実現するとアナウンスされた。こいつがより現実的な形で姿を現すとすれば、胸の高まる1台となることは間違いないだろう。
この他レクサスブースでは、日本の伝統的で美しい工芸技術を融合させたブースで、次世代バッテリーEVに採用する電動化と知能化に関する技術や、VRを使って未来のドライビングが疑似体験できる「Lexus Electrified VR Experience」を展示するという。
2035年にはBEV100%の電動ブランドへと姿を変えるレクサス。今回のジャパンモビリティショーはその変化の兆しを知るいい機会となりそうだ。
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