ジャパンモビリティショー2025本日閉幕!! 入場者数101万人、参加522社(最多)でさよならまた2年後に!!

ジャパンモビリティショー2025本日閉幕!! 入場者数101万人、参加522社(最多)でさよならまた2年後に!!

 2025年11月9日(日)、東京ビッグサイトで開催されていた「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」が無事に閉幕した。主催者発表では期間中の来場者数累計は101万人。参加522社・団体で過去最多の顔ぶれになった。クルマ単体の“見せ場”から、都市・社会を巻き込む“共創の場”へと進化したといえる。以下、公式発表数字を整理してお届けします。

文:ベストカーWeb編集部、写真:日本自動車工業会、ベストカーWeb編集部

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数字で読み解くJMS2025——“量”から“質”へ舵を切る

 2年前に「東京モーターショー」から「ジャパンモビリティショー」へ生まれ変わった日本自動車界最大のイベントは、昨年の「ジャパンモビリティショー2024 Biz-Week」をへて、今回は「一般向けのより大規模なショーへ」と進化した。

 会期は2025年10月30日(木)〜11月9日(日)、会場は東京ビッグサイト。来場者は101万人、参加企業・団体は過去最多の522に達し、自動車だけでなくIT・通信・エレクトロニクス、スタートアップまで裾野が一段と拡大したといえる。

開幕前は一部で「来場者数が心配だ」というような報道もあったが、開幕してみると連日大盛況。みんなめちゃくちゃ楽しそうでした。めでたい
開幕前は一部で「来場者数が心配だ」というような報道もあったが、開幕してみると連日大盛況。みんなめちゃくちゃ楽しそうでした。めでたい

 なお2019年の東京モーターショーは130万0900人、2023年JMSの111万2000人/出展475と比べると、動員は平準化しつつ出展の多様性”は上振れした。ショーの主役は「新型車の数」から「共創の質」へと移っている、といえるだろう。

 トヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダ、スバル、スズキ、ダイハツら各メーカーブースには注目の出展車が並び人気を集めたが、いっぽうで「主催ゾーン」は今回も強かった。

 Tokyo Future Tour 2035の入場者数は311,235人、Mobility Culture Programには346,151人が来場。公式アプリは239,667ダウンロード、SNS総発話量483,858件/公式SNS総インプレッション約5,362万に達し、会場体験とデジタルが地続きでつながった。

 子供向けの「Out of KidZania」も26,906人が参加し、次世代の“モビリティ好き”を確実に育てている。「モビリティは心を動かす文化」というメッセージが、単発の展示を越えて生活圏へと染み出した。 

 実際に会期中取材で5回訪れた自分(本記事担当編集者)も、今回は過去のショーに比べて子供連れや若者が多かった印象。日本のモビリティ社会は明るい、クルマ離れなんて言ってるのはもう古いんじゃないか。

さまざまなメーカーがコンセプトカーを展示。本記事担当者が見た中で一番お客さんを集めていたのはやはり「センチュリー」ブースだった
さまざまなメーカーがコンセプトカーを展示。本記事担当者が見た中で一番お客さんを集めていたのはやはり「センチュリー」ブースだった

 今回、JMSの象徴のひとつに育ったStartup Future Factoryも注目。118社が参加したピッチ&アワードでは、

・シード/アーリーGP:株式会社パワーウェーブ(for Mobility)
・優秀社:株式会社mairu tech(with Mobility)/レコテック株式会社(beyond Mobility)
・ミドル/レイターGP:株式会社Leaner Technologies(for Mobility)
・優秀社:Terra Charge株式会社(with Mobility)/株式会社Spectee(beyond Mobility)

 が選出。

 脱炭素、災害レジリエンス、都市OS、EV充電、データ利活用など、量産前の解像度を社会実装に結びつけるハブとして機能したのは大きい。2023年時点でも主催プログラムが約50万人を集めたが、2025年は質・量ともに前進した印象だ。 

発売前の新型車が展示されて会場を沸かせるのもモービリティショーの華。写真は日産の新型エルグランド。来年発売です
発売前の新型車が展示されて会場を沸かせるのもモービリティショーの華。写真は日産の新型エルグランド。来年発売です

 事故もなく、多くのクルマ好きを楽しませた「最大のお祭り」は、今日幕を下ろした。522社の横連携は今後モビリティ社会のさまざまな場面で芽吹いてゆくだろう。ショー会期=目的地ではなく、会期前後も続く“実証と実装のプラットフォーム”に育てられるか、ここが2年後の勝負どころだ。頑張れ日本のモビリティ産業。そしてご来場いただいたクルマ好きの皆さま、楽しかったですね、さよなら、また2年後に。

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