2023年10月25日(水)から東京ビッグサイトにて開幕するジャパンモビリティショー2023、各自動車メーカーから出展概要が発表されるなか、トヨタ車体からさらっと(さらっと?)今回のイベント最大級の注目車が出展される、との発表があった。その名も「VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT」。世界初公開だそうです。以下、概要を紹介します。
文/ベストカー編集部、画像/トヨタ車体
■発売されれば…1700万円超か?
日本自動車界最大級の祭典「ジャパンモビリティショー2023」の開幕がいよいよ近づいてきた。記者発表会(プレスデー)が2023年10月25、26日に開幕し、一般公開日は10月28日(土)~11月5日(日)を予定。2019年以来4年ぶりの開催とあって、主催者は100万人の観客入場を見込んでいる。
今回もトヨタ、日産、ホンダと多くの自動車メーカーが次世代技術車や次期モデルのコンセプトカーを出展するが、個人的に最も気になる(そしておそらく発売されたら最も長納期になりそうな)出展車が、トヨタ車体ブースに登場する「VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT(ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト)」だ。
今年6月に発表発売となった新型ヴェルファイアの4座仕様(3列シートを2列化し、後席を豪華仕様に改造)車で、先行公開された写真を見ると非常に完成度が高く、「これ…、下手すると年内~来春早々に発売しちゃうんじゃないの?」というくらい「発売しそう度」が高い(2024年1月の東京オートサロンで発表発売と予測しておきます)。
アルファード/ヴェルファイアの4座仕様=「Royal Lounge(ロイヤルラウンジ)」は先代型(2015-2023年)にもモデリスタインターナショナルから発売されており、登場は2018年4月。ロイヤルラウンジの価格が約1500万円~だったことを考えると、もしこのままのかたちで新型アルファード/ヴェルファイアへ設定されれば(レクサスLMが2000万円だということを考えても)約1700万円~くらいと予想される。
かなり高額ではあるが、それでもセレブ層でのアルファード/ヴェルファイア4座仕様の人気を考えれば爆売れ必至。あっという間に注文が入りまくって長納期化しそう(値落ちしにくく下取りも高いので投資効果も高い)。「ほしい!」という人はジャパンモビリティショー会場へ行って(おそらく内装も乗り込み可となりそうだし)、自分の目で質感や座り心地を確かめて、その場で説明員に「これいくらですか、欲しいんですけど」くらい言っておいたほうがいいかも。
唯一の心配は、先代型の発売時と違って今はレクサスLMも新型センチュリー(ワゴンボディタイプ)も発売されており、それらと競合する可能性もある、という点。ただレクサスやセンチュリーとは客層が違うので、アルファード/ヴェルファイア(の4座)は他モデルとは関係なく売れまくりそうな気もする。
トヨタ車体からの公式リリースによる説明文は以下のとおり。いやあ…いかにもすぐ発売しそうな文言です。値段が楽しみ。
■VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT(ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト)(参考出展⾞、世界初出展)
▽4 席だけの大空間で快適に過ごしていただけるおもてなし装備・機能を備えた、最上級ミニバン。
・ショーファーからレジャーユースまで幅広いニーズに対応
・座り⼼地を追求した専用のリヤシート、⾜元は7 人乗りに⽐べ約500mm 広いスペースを確保。鞄が置ける
・フロアトレイや冷蔵庫も設置
・多忙なビジネスマンの移動中、⾞内で執務やWEB 会議も快適にできるテーブルや各部に電源を装備。
・前席との間には間仕切りカーテンを設定しプライバシーを確保
・リヤシートのヘッドレストにはスピーカーを内蔵、移動時間を臨場感溢れる⾳楽で⼼から寛げる時間に
・専用絨毯で、スイートルームのような高級感あふれる大空間を創出
・ラゲージには専用のハンガーバーを装備し、移動先に合わせた着替えも可能
【主要諸元】
全⻑…4,955mm
全幅…1,850mm
全高…1,945mm
ホイールベース…3,000mm
室内⻑…3,005mm
室内幅…1,660mm
室内高…1,360mm
乗⾞定員…4人
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