ホンダがジャパンモビリティショーに出展するクルマのなかで、最も注目したいのがスペシャルティコンセプト。このモデルは、S2000級のスペシャルティクーペと言われており、どんなサプライズモデルになるのか、見ものである。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ、ベストカーWeb編集部、タイトルバックの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)
■S2000がBEVで復活か
このスペシャルティのコンセプトモデルは、10月25日10時15分の発表までベールに包まれているが、その中身は、S2000級のスペシャルティクーペBEVではないかと予想する。
ホンダによると「カーボンニュートラル実現のための電動化や自動運転技術が普及していくなかでも、運転する楽しみ(ドライビングプレジャー)を体感でき、乗る人を時間の制約から解放してくれる四輪電動スポーツのコンセプトモデル。ホンダ不変のスポーツマインドや操る喜びと際立つ個性が、日常からの解放をもたらします」と説明している。
2022年4月、「四輪電動ビジネスの取り組みについて」に関する三部敏弘社長による会見が行われ、ベールがかけられた“フラッグシップ”と“スペシャルティ”という2台のスポーツモデルが披露された。このうちのスペシャリティが、今回のジャパンモビリティショーに出展されるコンセプトモデルとなるようだ。
■BEVスポーツの新型NSXは残念ながら公開されず
もう1台の“フラッグシップ”は、次期NSXと思われるBEVスポーツ。残念ながら、今回のジャパンモビリティショーでは公開されない。
ちなみに2023年8月17日、米国カリフォルニア州のモントレー半島で開催された「Monterey Car Week」(モントレー・カー・ウィーク)で、次世代ハイパフォーマンスEVのコンセプトモデル、「Acura Electric Vision Design Study」を映像で公開。これはスーパースポーツBEVをイメージしていることは確実で、いわばBEV版NSX。
ホンダは2022年4月にもベールで覆われたスーパースポーツを映像で公開しているが、その進化版ということになる。
「将来のEV時代に向けた進化の方向性を表現している」との説明だけで、発売時期やバッテリーの種類、目標スペックなどの具体的な情報は何も示していないが、全固体電池を搭載したイメージリーダーカーを目指しているのは確実。
全固体電池は2020年代後半の実用化を目指しているというから、計画どおりに進めば2027〜2028年に登場することになりそうだ。
800ps級のパワーと、4輪モーターによる異次元のハンドリング性能が期待できそうな新時代のNSX、今から待ちどおしい。
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