「輸入車は価格高め」。クルマ好きならずとも、なんとなくイメージできることかもしれない。
でも、中古車なら憧れのあのクルマに、しかも200万台でも手が届くかもしれない!? ということで、安くて日々の足としても申し分のないオススメ輸入車5台をピックアップ(一部新車も含む!)。
選んでもらったのは、現在はBMW330e、ボルボXC60、スバル360など7台を所有し、これまでの車歴は70台を超える自動車ジャーナリストの国沢光宏氏だ。
(新古車ってなんだ? という方はこちらの記事をご参照ください!)
※本稿は2019年5月のものです
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■メルセデス ベンツ CLA
「とりあえず乗ってみたい輸入車」といえば、ベンツとBMWが2トップだと思う。ということでベンツからいきましょう。お薦めは圧倒的に「新古車」(最近は「登録済み新車」と呼ばれる)。
特にベンツの場合、在庫整理のため新古車の発生多く、しかもお買い得。もちろん新車の値引きだって大きいのだけれど、今回「200万円台の新車か新古車」ということなので、必然的に新古車になります。
ベンツにもBMWにもいえるコトながら、濃い味を持っているのは後輪駆動車。クルマ通じゃなければCLAというチョイスも悪くないけれど、できればCクラスをプッシュしておく。
自動ブレーキに代表される安全デバイスだって後輪駆動のほうが高い性能を持つし。
とはいえ、200万円台であればCLAの新古車となる。
ベンツなら何でもいいというなら面白いチョイスかと。
■BMW 118d
BMWは3シリーズがフルモデルチェンジしたため、200万円台だと先代型になってしまう。ということから、118dなどいかがだろうか。シャシーは旧世代の3シリーズであり、BMWの味を持っている。燃費もよく、毎日の足として使うのも悪くない。
ただ室内が少しばかり狭い。後輪駆動にこだわらなければ広いキャビン持つ218dなんかいかがでしょう。
■ルノーカングー
クルマ通にお薦めしたいのがルノーカングー。このクルマ、日産向けにOEMしてほしいと思うくらい面白い。新車価格もフル装備で249万円だからリーズナブルだ。
もともと商用車として開発されたためラゲッジスペースは広大。1.2Lターボながらマニュアル車を選べば案外元気よく走ってくれます。輸入車に珍しいスライドドアなので、小さい子どものいるファミリーにも向く。
■シトロエン C3
私が真剣に購入を考えたのはシトロンC3。3気筒1.2Lターボ+6速ATというパワーユニットを搭載し、過不足なく走ってくれます。それでいて燃費よし! 毎日の足として使うなら最高でしょう。
加えてシトロエンのWRカーのベースモデルというあたりがラリー好きとしちゃ嬉しい。新古車なら諸費用込みで230万円あれば買えちゃうからお手頃です。
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