自動車業界の未来が予測できるニュースをお届けするこの企画。今回は、広島のKGモータースが超小型車の1号試作車を完成させた話題に加え、ウクライナ製の電気自動車が出来る? ウクライナ首相が日本の自動車メーカーにEV関連事業を打診など目白押しだ。
※本稿は2024年3月のものです
文/角田伸幸、写真/KGモーターズ、AdobeStock
初出:『ベストカー』2024年4月10日号
■広島のKGモータースが超小型車「ミニマムモビリティ」1号試作車を完成
広島のKGモータースが、超小型車「ミニマムモビリティ」の1号試作車を完成させた。以前からその可愛いルックスが話題だったが、2025年の市販に向けて準備が整ってきた感じだ。
同社によればこの1号試作車は、市販に向けた認証の検証・設定などに使うという。規格は原付ミニカーで、価格は100万円程度を想定しているというから発売が楽しみだ。
■ウクライナ首相が来日しEV関連事業立ち上げを要請
ロシアのウクライナ侵攻が始まって2年が経ったが、2月中旬、ウクライナからデニス・シュミハリ首相が来日し、侵攻被害からの復興への協力について、話し合いが行われた。
そのなかの一つにあげられたのが「EV製造拠点の建設」。トヨタ、日産、ホンダに向けて、ウクライナでEV関連事業を立ち上げてほしいと訴えたのだ。
同国は電池の原料となるリチウムも豊富。ウクライナ製EVが誕生か?
■VWグループの車両が北米で輸入差し止め
フォルクスワーゲングループの車両が、北米で輸入差し止めを受けた。理由はウイグル製品輸入禁止法違反。搭載する電子部品に、中国ウイグル族の強制労働によって作られた製品が含まれていたためだという。
クルマはVWのほか、ポルシェやベントレー、アウディなど約1000台。製品を交換して輸入を再開するというが、日本も気を付けなくては。
【画像ギャラリー】原付ミニカー規格で想定価格は100万円!? KGモータースが開発中の超小型車「ミニマムモビリティ」(11枚)画像ギャラリー
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