木のぬくもりを感じる空間に、椅子がひとつ……という写真。おや? 古いクルマのシートに似ているぞ? そして椅子の脚の形(デザイン)が「Z」に見える!! そう、これはDEN MOTORS(デンモータース)という会社が製作・販売している「S30型フェアレディZ」のチェアーなのです!
文:ベストカーWeb編集部/写真:DEN MOTORS
■「やっぱクルマが大好きだ」。開発の原点はこれだ!
「やっぱクルマが大好きだ」。その強い思いがスタート地点となり、憧れたクルマをリスペクトしたリビングチェアーの製作がスタート。「普段の生活で使え、生活に溶け込んでいくもの」という部分を重要視。
それがこのチェアーで、名前は「4/5 DEN GTチェアー FAIRLADY Z」。S30型Zに採用していたチェアーをそのままリビングルームなどで使うとなると、大きすぎるし重い。だから、イメージはそのままにダウンサイジング(4/5スケール)。室内インテリアとのマッチングも大切にしたという。
また、フレーム、シート内部構造はすべて木製にしてあるので、実車のシートのように重くなく、簡単に持ち運べるのもポイント。
■エンブレムをオマージュした「Z型」脚フレームに萌える!
S30型フェアレディZの個性でもあり特徴でもある、ハイバックシートを忠実に再現したリビングチェアーなのです! S30好き、クルマ好きは涙もの!! その特徴は次のとおり。
■背もたれは体を包み込むバケット形状。本物のS30と同じ空気孔がある
■座面のバネ構造は本物のS30と同じく、ウェービングベルトの編み込み
■柔らかな座り心地を忠実に再現!
■脚フレームは、エンブレムをオマージュした「Z型」。ここが萌える!
■伸びやかな形状は、フェアレディの妖艶なスタイリングを表現
■背面には日産自動車公認のエンブレムが光っている!
……うむ。思わずうなってしまう、こだわり感が満載だ。
■S30の座り心地を再現した「ウレタンの積層配分」に脱帽!
こだわりの部分はまだあり、例えば座面の奥行き。実車と同寸法にすることで、あたかもクルマ(S30)に乗っている感覚を覚える。「サイズは4/5スケールなのに座面の奥行きだけが実車と同じ」という比率が狂った違和感には、「緻密な計算」によるデフォルメを加えているという。
また、シート内部は実車と同じバネ構造となっており、ウレタンの積層配分には研究を重ね、当時のS30の座り心地を再現。使う人(座る人)の快適性をここまで考えて、設計・製作。上質さはハンパないです!
最後に脚などの木材部分。実車の木目に近い、ウイスキーの樽などに使用される強度のあるオーク材を採用。シート部と脚部分の素材感に一体感を感じる理由(わけ)はそういう部分にある、ということだ。
居ながらにして「名車S30型Zに乗れる!!」という、「4/5 DEN GTチェアー FAIRLADY Z」(12万5000円(税別))。座面からあの頃のS30型Zの鼓動が伝わること、間違いなし!!
■これはたまらん! ハコスカのリビングチェアーまであるッ!!
みなさん、驚かないでください。S30型Zチェアーだけではないんです。あのハコスカのシートをリビングチェアーにした商品もある!!
GC10型スカイライン2000GTのドライバーズシートをリスペクトしたリビングチェアーで、名前は「4/5 DEN GTチェアー Hakosuka」。上に写真があるけど、これもいいですね~。
こちらもS30型Zチェアー同様、部屋のなかで扱いやすいように4/5スケール。座面には実車と同じ金属Sバネ構造を採用し、「そうきたか~」と思わずニヤける心地よさ。そして、ハコスカの特徴的なプレスライン「サーフィンライン」をオマージュした形状を脚フレームに採用しているのも注目ポイント!
さらに特徴を紹介すると……。
■4/5スケールにし、重量を実物の半分以下に抑えている
■部屋にあるインテリアとの調和を実現した素材感
■車両用レザー張りを採用
■細部までこだわり抜き、実車イメージを忠実に再現!
■ヘッドレストは脱着可能。気分を変えてスポーティなローバックシートとしても使える
■背面には日産自動車公認を示すSkyline GTのエンブレムが付く。これはたまりません!
価格は12万円(税別)。さらに、「DEN GTチェアー Hakosuka GT-R」(1/1スケール)もあるが、こちらは現在、残念ながらSOLD OUT状態。ですので、写真を一枚だけご紹介。下です~。
心躍る、日産名車のチェアーたち。詳しく知りたいなら「DEN MOTORS」をチェックするしかないッ!!
■いずれの商品も現在、商品納入までは1カ月ほどかかります
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