近頃のクルマは、持っているだけでドア解錠からエンジンの始動までこなすスマートキーが主流。しかし突然、ボタンを押してもまったく反応がなく、ドアが開かないという絶望的な状況に陥ることがある。「電池切れ」だ。パニックになりがちだが、実は簡単な手順でこのピンチを脱出できる救済策が用意されている。外出先で慌てない必須テクニックとは???
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Asier@Adobestock)
【画像ギャラリー】鍵の電池切れはこの手で解決せよ!!(3枚)画像ギャラリー隠された「物理鍵」を見つけ出せ! 解錠からアラームへの対処法
スマートキーが反応しないとき、まず行うべきはドアの解錠だ。多くのユーザーが忘れがちだが、スマートキーの本体には「メカニカルキー」と呼ばれる金属製の物理鍵が内蔵されている。カギの側面や付け根のレバーを引き抜いたりすれば、スルスルと鍵が引き抜けるはず。これを運転席ドアの鍵穴に差し込んで回せば、電気的な力がなくても物理的にドアを開けることができる。
ただし、ここでひとつ注意。物理鍵でドアを開けた瞬間、盗難防止のアラームが「プワーンプワーン」と鳴り響くことがほとんど。これは正規の電波による解錠ではないため、車両側が「不正侵入」と判断してしまうために起こる。
住宅街や深夜だとかなり焦る状況だが、落ち着いてほしい。このアラームは、次に行うエンジン始動の手順を完了させればピタリと止まる仕組みになっている。周囲の視線を気にせず、素早く次のステップへ進むのがスマートな対応だ。
スタートボタンに「ピッ」とタッチ! 電池ゼロでもエンジンがかかる理由
さてドアは開いたがアラームがなっている。電池の切れたスマートキーをポケットに入れたままでは、スタートボタンを押しても「キーが見つかりません」と表示されるだけだ。
ここでの基本テクニックが、キー本体をスタートボタンに「直接接触」させる方法である。ブレーキペダルをしっかりと踏み、シフトレバーがPにある状態で、スマートキーのエンブレムがある面などをスタートボタンに近づけ、そのままボタンを押し込む。すると不思議なことにエンジンが目覚めるのだ。
なぜ電池がないのに反応するのか。それはスマートキーの中に、電池がなくても至近距離なら通信が可能な「RFID(ICタグ)」というチップが仕込まれているからだ。ボタンのすぐ裏側にあるアンテナから微弱な電波を受け取ることで、認証をパスできる仕組みになっている。
車種によってはスマートキーを接触させる場所が違ったり、センターコンソール内などにキーを差し込む専用スロットが用意されている場合もある。自分の愛車がどのタイプなのか、あらかじめ取扱説明書で確認しておけば、いざという時の安心感は段違いだ。
スマートキーの電池寿命は一般的に1年から2年と言われている。最近のクルマはマルチインフォメーションディスプレイに電池残量の低下を警告してくれるものも多い。もし「反応が鈍くなったな」と感じたら、出先でロードサービスを呼ぶハメになる前に、早めの電池交換を心がけよう!
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