[13シルビア] VS 3代目プレリュード!!  結局どっちが人気だったん

[13シルビア] VS 3代目プレリュード!!  結局どっちが人気だったん

 これまでの両社の間に繰り広げられたのは闘いの歴史だ。1982年の2代目プレリュードによりデートカーというジャンルを構築したホンダ。3代目も王道を突き進むなか、その牙城に挑んだのがS13シルビアだった。

※本稿は2024年8月のものです
文:小沢コージ/写真:ベストカー編集部、日産、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号

【画像ギャラリー】勢いづくホンダと老舗日産の争い!! 2代目3代目が若者に人気のホンダ プレリュードに挑む日産 シルビア(38枚)画像ギャラリー

■3代目ホンダ プレリュード vs 日産 シルビア(S13)

ホンダ プレリュード(3代目・1987~1991年)
ホンダ プレリュード(3代目・1987~1991年)

 1980年代、伸びる新芽の如きホンダと迎え撃つ老舗日産。その象徴のひとつがこのデートカー対決だった。なぜなら両車にはメーカーの勢いであり、コンセプトの差が明快に現われていたからだ。

 そもそも古典的なFR骨格を否定し、FFで行けるとこまで行く先進のホンダは本来実用車向きのFFプラットフォームで、なかば無理やりスタイルや走り優先のスタイルクーペを作った。

 その頂点がひとつ前の2代目プレリュードで、FFなのにフェラーリより低いボンネット、スーパーカー顔負けのリトラクタブルライト、フロントダブルウィッシュボーンで超ぺったんこスタイルを形成して大成功!

 運転席から寝かせられる助手席リクライニングもあり、当時のデートカーの寵児に。憧れのカーS〇Xも予感させた。

 3代目はその進化版でサスはリアまでダブルウィッシュボーンになり量産車初の機械式4WSまで搭載。リトラは踏襲してキープコンセプト。

 結果売れたが2代目の勢いはなくサスストロークの少なさから来る這うような走り味やモータースポーツには使いづらいFFの欠点が徐々に出始めた。

日産 シルビア(S13・1988~1993年)
日産 シルビア(S13・1988~1993年)

 一方その虚を突いたのがS13シルビアで、リトラはないが樹脂性グリルを使ったモダンマスクや、ある種王道を行く美麗フォルム「アートフォースシルビア」を採用。同じくアート造形インテリアもウケた。

 さらに知見を生かしたリアマルチリンクのFR骨格やパワフル直4ターボもウケ、ドリ車のベースとしても人気に。ここは老舗の技と客層で新興をなんとかねじ伏せた形に。

【画像ギャラリー】勢いづくホンダと老舗日産の争い!! 2代目3代目が若者に人気のホンダ プレリュードに挑む日産 シルビア(38枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…