年に1度、今年もF1サーカスが日本にやってきた! F1第17戦、日本グランプリは10月9日に決勝を迎え、決勝日だけで7万2000人、3日間合計で14万5000人の観客が鈴鹿サーキットにつめかけた。近年、F1では伝統的なサーキットでのレースが減るなかで、鈴鹿はドライバーの腕が試されるサーキットとして、多くのトップドライバーが“好きなサーキット”に挙げる。
日本GP直前のレースで優勝を飾ったダニエル・リカルドと今シーズンF1史上最年少優勝を挙げたマックス・フェルスタッペン、そして、マクラーレン・ホンダドライバーのジェンソン・バトンとストフェル・バンドーンが語る日本、そして鈴鹿サーキットの印象とは?
文:WEBベストカー編集部/写真:Honda、RedBull、WEBベストカー編集部
F1トップドライバーが語る“ニッポン”
鈴鹿での日本GPを間近に控えた10月5日、フェルスタッペン&リカルドのレッドブルコンビは、渋谷区のレッドブル本社で、そしてバトン&バンドーンのマクラーレン・ホンダコンビは港区青山のホンダ本社で、メディアとファンの質問に答えた。国籍も、年齢も異なる4人のF1ドライバー。その彼らが持つ日本に対してのイメージは四者四様かと思いきや、共通点も多いよう。日本の文化で最も影響を受けているものは? という質問に開口一番、
「ポケモン! (自分の母国の)オランダでもポケモンはとても有名なんだよ」
そう答えたのは自動車免許を取得してからまだ1年足らず(!)というフェルスタッペン(19)。ポケモンの影響力たるや恐ろしい。
いっぽう、「日本食は大概好きだよ!」と語るチームメートのオーストラリア人、リカルド(27)は自他共に認める“日本好き”。そんな彼は今回の来日で体験した日本好きらしいあるエピソードを口にした。
「実は“すきやばし次郎”を予約しようとしたんだけど……予約がいっぱいだったんだ。だから、今から来年のぶんの予約をしておくよ!」
すきやばし次郎といえば、アメリカのオバマ大統領が訪日した際に会食した寿司屋としても知られる名店。今から来年の予約とは本気なのか、冗談なのか。同じく、日本食を評価するのはジェンソン・バトンだ。
「日本にはいろんなやりたいこと、食べたい物がとにかくたくさんある。イタリア料理もそうだけど、どんな料理を食べても美味しいよね」
世界を渡り歩くグランプリドライバーにも日本食は好評な様子だ。しかし、この後バトンとバンドーンのやりとりの中で意外な本音(?)が明らかになる。
それはF1マクラーレン・ホンダのテストドライバーを務める傍ら、スーパーフォーミュラに参戦しているバンドーンに「日本の印象は?」という質問が投げかけられた時だった。
「(日本語で)チョットマッテ。日本はほとんど母国のように大好きなところがたくさん……」
と、言いかけたところに横やりを入れるバトン。
「君はまだ独身だろ? “キレイ”と“可愛い”という言葉だけ覚えておけば大丈夫だよ(笑)」
ファッションモデルの道端ジェシカと結婚していたバトンらしい横やりにバンドーンもタジタジ。日本といえば日本食やポケモン。ただ、F1ドライバー達が本当に好きなのは日本の美女かも!?
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