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ロバンペラが総合4位で、エバンスが総合5位でフィニッシュ

配信元:TOYOTA
ロバンペラが総合4位で、エバンスが総合5位でフィニッシュ

 2月12日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリー・スウェーデン」の競技最終日デイ4が、ウーメオーのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合4位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位でフィニッシュしました。また、デイ2のデイリタイアを経てデイ3で再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、メカニカルトラブルによりリタイアとなりました。

69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

 ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、ウーメオーの北側とウーメオー市街地近くの特設ステージで3本のステージを走行。その合計距離は63.04kmでした。ステージ周辺の天気は概ね曇りで、気温は日中4度前後まで上昇。オープニングのSS16「バスタービック1」は朝7時過ぎスタートと、日が昇る前の走行となりました。その全長26.48kmの新ステージ、SS16では総合4位につけるロバンペラがベストタイムを記録。総合3位ティエリー・ヌービル(ヒョンデ)との差を1.1秒に縮めました。しかし、ウーメオーでのサービスを挟んで行なわれたSS16の再走ステージ、SS17では3番手タイムとなり、ベストタイムを記録したヌービルとの差は7.1秒に拡大。ボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージ、最終のSS18「ウーメオー2」を3番手タイムで走り終えたロバンペラは、ヌービルと5.1秒差の総合4位でフィニッシュしました。その結果ロバンペラはドライバー選手権2位の座を維持し、首位に浮上したオィット・タナック(Mスポーツ・フォード)とは3ポイント差につけています。

 前日のデイ3で自分が望むような走りをできなかったエバンスは、パワーステージに焦点を合わせてデイ4に臨み、パワーステージではベストタイムと僅か0.6秒差の2番手タイムを記録。総合5位でラリーを終えるも14ポイントを獲得し、ドライバー選手権4位の座を守りました。なお、チームはロバンペラとエバンスが獲得したポイントにより、14ポイント差でマニュファクチャラー選手権首位を守りました。

 デイ2でのデイリタイアから復帰し、デイ3で再出走した勝田は、最終日も好調を維持。オープニングのSS16で6番手タイムを、SS17で5番手タイムを記録しました。しかし、SS17でクルマに発生した問題により、最終のパワーステージを前に勝田はリタイアとなりました。

 TGR-WRTのカスタマードライバーとして、今回のスウェーデンで初めてGR YARIS Rally1 HYBRIDのステアリングを握ったロレンツォ・ベルテリは、ハイブリッドラリーカーでスノードライブをエンジョイ。全てのステージを走りきり、総合14位でフィニッシュしました。


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WRCに復帰した6年前、ヤリ-マティがTOYOTA GAZOO Racingに初めて優勝をもたらしてくれたのがラリー・スウェーデンです。それ以来、TGRとして、2019年にはオイットが、2020年にはエルフィンが、昨年はカッレが優勝してくれています。

フィンランドのチームである我々にとって雪道はホームロード…得意の路面で今年も最高の結果を残したいと、3人のドライバーたちは果敢にチャレンジをしてくれました。残念ながら順位に結びつきませんでしたが、それぞれのチャレンジは、今回もクルマとチームを強くしてくれたと思っています。

貴元の2日目のクラッシュは、今までで一番クルマの損傷が激しいものだったと聞きました。それをメカニックたちは時間内に修理し、貴元たちを翌日のステージに戻してくれたそうです。クラッシュ自体は残念でしたが、これによってチームは更に強くなることができました。メカニックのみんなありがとう。

エルフィンは”あと1つピースがはまらない”といった感じの悩みを持ち続けているように見えます。2019年のヤリ-マティを見ているようです。エルフィンが探しているピースを見つけられるよう、チームのみんなもとことん付き合っていきます。エルフィンにとっての”もっといいクルマ”を一緒につくりあげていきましょう。

カッレ、君のことだからディフェンディングチャンピオンの気負いは全くないと思います。次のメキシコも思いっきり楽しんで走ってきてください!

1ヶ月後のメキシコは今回と打って変わって”熱い”ラリーです。チームのみんな、ドライバーが”もっと安心して””もっと楽しく”走れるクルマを、よろしくお願いします。

追伸:オイットへ
新しいチームでの初勝利おめでとう!


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スウェーデンは、これまで我々が強かったラリーだっただけに、もっといい結果を得られると思っていました。初日の路面コンディションは出走順が早かった我々にとって理想的とはいえず、出走順が後方だったライバルに差をつけられてしまい、少し苦戦しました。我々も反撃を試み、スピード面に関してはいくつか良い兆候も見えましたが、最終的にはあまり上手くいきませんでした。各チームとも素晴らしい戦いぶりで、予想通り今年は非常に接近した戦いになりそうです。パワーステージの結果によって多くのポイントを獲得し、マニュファクチャラー選手権では首位を守ることができました。また、カッレはドライバー選手権で首位に近い位置につけながらも、次のメキシコでは1番手スタートを免れることができます。


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かなり困難な週末でしたが、最終的にとてもハッピーです。出走順が1番手だった金曜日は1本非常に難しいステージがあり、そこを2回走っただけで30秒以上も遅れてしまいました。しかし、最終的には首位と約25秒差だったので、状況を考えればかなり良いラリーを戦えたと思います。今朝の最初のステージでは良いタイムが出てティエリーとバトルすることができましたが、2回目の走行では、路面に轍が深く刻まれていたことでペースが上がりませんでした。週末を通じてハードにプッシュし続けましたが、同じステージを2回目に走る時は総じていいタイムが出ませんでした。少なくとも次のメキシコでは1番手でステージを走る必要がないため、フレッシュな気持ちで臨み、良いラリーを戦いたいと思っています。


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タフな週末で、自分たちが期待していたような結果にはなりませんでした。個人的にはクルマになかなか自信が持てず、その上、いくつかミスもしてしまいました。そのような状況を考えれば、少なくともポイントを獲得できたことを喜ぶべきですが、私自身はより高いパフォーマンスと結果を得るためにラリーを戦っています。ラリーを終えて、いくつか改善できるエリアが見つかり、今後に向けて作業を進めることになりますが、スウェーデンは常に特殊なイベントなので、今はメキシコに向けて、グラベルラリーに開発の焦点を合わせる必要があります。


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週末を通してクルマはとてもいいフィーリングでした。金曜日のアクシデント後、クルマを修理してくれたチームのおかげで、土曜日と日曜日のステージでは今後に役立つ多くの経験を積むことができました。しかし、残念ながら今日はラリーを走りきることができませんでした。パワー不足を感じるようになり、エンジニアがクルマのデータをチェックしたところ問題があることがわかったので、ラリーを続けることができなかったのです。今回、良い結果を出すことができずチームに申し訳なく思いますが、次のラリーでは良いパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。


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1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) 2h25m54.4s
2 クレイグ・ブリーン/ジェームズ・フルトン (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +18.7s
3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +20.0s
4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +25.1s

5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m24.0s

6 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード Puma Rally1 HYBRID) +5m59.0s
7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +7m42.4s
8 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +7m48.1s
9 オーレ・クリスチャン・ベイビー/トシュテン・エリクソン (フォルクスワーゲン Polo GTI R5) +8m30.4s
10 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +9m03.2s
R 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID)

(現地時間2月12日14時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)


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WRC次戦は、3月16日から19日にかけて開催される、第3戦「ラリー・メキシコ」です。2020年大会以来の開催となるこのラリーは、今シーズン最初のグラベルイベントであり、以前と変わらずメキシコ中央高地の都市レオンにサービスパークが置かれます。レオン周辺に設定されるステージは全体的に標高が高く、最高地点は2,747mに達するなど空気が薄い状態での走行となるため、エンジンのパワーダウンをいかに抑えるかが重要なポイントになります。また、気温も摂氏30度前後と高く、ドライバーだけでなく、エンジンに関しても非常に厳しい1戦として知られています。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)

18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)

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