40年の歴史を持つGSX-Rシリーズの中で、鈴鹿8耐を初めて制した「K7」型GSX-R1000

右スイッチボックスにはスターターとキルの他に、モードチェンジ用のスイッチが配置される。フォークトップにはアジャスターが取り付けられており、低速と高速を分けてセッティングすることが可能だ。



シャープなデザインのシートカウルに、ある程度厚みのあるシートが組み合わされる。シート高は810mmとなっている。



テールライトとウインカーはシートカウルにビルトインされたデザイン。この車両はフェンダーレス化されている。



水冷4ストロークDOHC4バルブエンジンは、ボア×ストローク73.4mm×59.0mmの999cc。最高出力136kW(185PS)/12000rpm、最大トルク116.6N・m(11.9kgm)/10000rpmというハイスペックに仕立てられる。

 フレームは新設計のダイキャストフレームとなっており、ヘッドパイプ、左右メインスパーなどのコンポーネントパーツすべてを鋳造化するとともに、溶接によってアッセンブリー化している。フロントフォークには低速と高速を別々に調整できるダブルアジャスター付きフロントフォークを採用し、ステアリングダンパーは電子制御式の物が採用されている。



倒立タイプのフロントフォークは低速と高速を別々に調整できるダブルアジャスター付きで、ブレーキキャリパーはラジアルマウントタイプ。



フレームと共にブラック仕上げとなる極太のスイングアーム。リアブレーキは1ポットキャリパーとソリッドローターの組み合わせ。



リアショックは別体タンクを備えたフルアジャスタブルタイプが装着される。上側に圧、下側に伸びのアジャスターが取り付けられている。

 この「K7型」以降もGSX-R1000は進化を続け、2009年登場の「K9型」ではエンジンとフレームを完全新設計、2017年登場の「L7」型「GSX-R1000R」ではMotoGPで開発した技術を取り入れたブロードパワーシステムや制動時の姿勢を安定させるモーショントラック・ブレーキシステムや、エンジン出力を10段階から選択できるモーショントラック・トラクションコントロール、クイックシフトシステムなどを採用している。



2009年のフルモデルチェンジで「K9」型へモデルチェンジし、新設計のフレームにボア×ストロークが74.5mm×57.3mmとショートストローク化された新設計エンジンを搭載。



2017年に登場した「L7」型では、初めて日本仕様が設定される。MotoGP由来のテクノロジーが各部に投入され、国内仕様で最高出力145kW(197ps)/13200rpm、最大トルク117Nm(11.9kgm)/10800rpmというハイスペックを発揮する。

 2025年は初代と言える「GSX-R750」の登場から40年目に当たり、スズキの公式サイトでは「GSX-R 40周年スペシャルサイト」が公開されている。この40周年に合わせて鈴鹿8耐前日の7月31日に何か大きな発表があるということも発表されている。これまでもライダーたちの期待を大きく上回るサプライズを届けてきた「GSX-R」シリーズだけに、期待して待ちたい。

GSX-R1000主要諸元(2007)

・全長×全幅×全高:2045×720×1130mm
・ホイールベース:1415mm
・シート高:810mm
・乾燥重量:172kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒999cc
・最高出力:136kW(185PS)/12000rpm
・最大トルク:116.6N・m(11.9kgm)/10000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:17.5L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=190/50-17

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/476747/

40年の歴史を持つGSX-Rシリーズの中で、鈴鹿8耐を初めて制した「K7」型GSX-R1000【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/476747/476774/

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