【大阪MCショー速報】XSR900GPにRZV500RとFZ400Rレプリカ外装登場!80年代にタイムスリップだ【モーターサイクルショー2024】

【大阪MCショー速報】XSR900GPにRZV500RとFZ400Rレプリカ外装登場!80年代にタイムスリップだ【モーターサイクルショー2024】

 ネオレトロなレーサーをイメージした新作XSR900GPに、懐かしカラーの外装セットが用意されることがわかった。詳細は未発表だが、これはどう見てもRZV500RとFZ400Rカラー。大阪モーターサイクルショーで初公開される!

文/沼尾宏明 Webikeプラス
 

ノーマルはYZR500レプリカだが、外装セットでさらに化ける!

 2022年型でフルチェンジしたXSR900をベースに、1980年代のWGPマシン=YZR500を彷彿とさせる外装を与えたXSR900GP。

 新設計のセパレートハンドルや位置調整可能なステップにより、ライディングポジションもレーシーにアレンジした。これに合わせ、サス設定やアルミ製ステアリングステムを採用し、スイングアームをロング化するなど車体もリファインされている。

 ノーマルではハーフカウルだが、純正オプションでアンダーカウルが設定され、フルカウル化も可能だ。

 車体カラーは80年代YZRを象徴するマルボロカラー風の白×赤、1991年型TZR250R(3XV)などを喚起させる黒×銀を用意。

 これだけでも実に懐かしいのだが、さらに80年代風の外装セットが2種類スタンバイされている模様。3月15日の大阪を皮切りに開催されるモーターサイクルショー(以下MCショー)のヤマハブースにXSR900GPの実車が展示され、同時に世界初公開の外装セットが参考出品されるのだ。

 

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市販予定車のXSR900GPに、ワイズギアによる参考出品アクセサリーの外装セットを装着した2台。

 

 

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「外装セット ホワイト/レッド」を装着。今回紹介する車両はタンデムステップ、タンデムベルトを取り外している。

 

 

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同じく参考出品アクセサリーの「外装セット ホワイト/ダークブルー」装着車。

 

 

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ノーマルのXSR900GP。シングルシートカウルは参考出品で、アンダーカウルがワイズギアから別売される模様だ。白×赤はマルボロカラーのYZR500風で、アッパーカウルとレールサイドをゼッケンスペース風に黄色で塗り分ける。

 

 
 
 

憧れの2ストレプリカ旗艦RZV500Rを現代に再現!

 外装セットの詳細は未発表だが、これらは明らかに1980年代のレーサーレプリカであるRZV500RとFZ400Rのオマージュだろう。まず外装セット ホワイト/レッドの詳細を見ていこう。白×赤の車体色に紺ラインが入るカラーは、まさにRZV500Rだ。

 

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1984年にデビューしたRZV500Rは水冷2ストccV型4気筒をアルミフレームに搭載。ヤマハの技術の粋を結集し、GPマシンYZR500に近いメカを与えた夢の1台だ。最高出力は64PSだったが、輸出仕様は88PSを発生。

 

 

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こちらはオプションのシングルシートカウルを装着したRZV500R。こちらの方が外装セットにより近い。

 

 

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外装セット ホワイト/レッドの真横。ホイールは金色にしたい?

 

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外装セット ホワイト/レッドのアッパーカウル。

 

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ロゴもSTDと違い、RZV500Rの「V4」や後述の「FZ」など80年代を彷彿とさせる書体だ。

 

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タンクとシングルシートカウル上面もRZVと同様のラインをあしらう。シートストッパーも装備されるようだ。

 

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スタンダードのテールにはYAMAHAロゴが入らないが、外装セットはロゴ付き。

 

TT-F3レーサーと共同開発、FZR400Rが令和に甦る!

 続いて、外装セット ホワイト/ダークブルーの詳細だ。1984年に誕生した4ストレプリカ、FZ400Rのカラーによく似ている。FZ400Rは、初代TT-F3王者に輝いたレーサーFZR400直系で、当時大人気となった。

 

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RZV500Rと同じく1984年に投入されたFZ400R。4スト直列4気筒をスチールフレームに積み、TT-F3ワークスレーサーのFZR400と共同開発された。

 

 

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FZ400R。XSR900GPと同じく、当時こちらにもオプションのアンダーカウルが発売された。装着車両は外装セットにソックリだ。

 

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FZ400Rは1987年型からフルカウル化。ストロボラインが外装セットとは少々異なる。

 

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1985年にデビューし、GNESISを初採用したFZ750。やや似ているが、テールまわりが全然違う。

 

 

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外装セット ホワイト/ダークブルーの真横。様々な参考出品アクセサリーを装着する。

 

 

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アッパーカウルには参考出品のスモークリーンを装着。

 

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参考出品となるアクラポビッチ製フルエキゾーストマフラー。XSR900用(27万600円)と同様に楕円チタンサイレンサーとステンエキパイ採用と見られる。

 

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フェンダーレスキットも参考出品。テールまわりをコンパクトに引き締める。XSR900用(3万6300円)と同製品と思われ、サイドにXSRロゴのレーザー刻印入り。

 

外装セットは車両発売の後、早くて秋頃になるか?

 ヤマハはXSR900GPの日本発売を「2024年夏以降」とアナウンスしている。今回の外装セットは車両の発売より後になるようだ。となれば早くて秋頃登場か? 外装一式が全てセットで塗装済み。価格は未定だ。

 80年代に青春を送ったオジサンのハートを直撃するXSR900GP。外装セットは、その魅力をより増してくれる。あの頃のマシンに乗っていたライダーや、買いたくても買えなかった人には感涙必至。気分に合わせて外装を着せ替えるのも楽しそうだ!

XSR900GP欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2160×810×1180mm
・ホイールベース:1500mm
・シート高:835mm
・車重:200kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/364149/

XSR900GPにRZV500RとFZ400Rレプリカ外装登場!80年代にタイムスリップだ【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=364149

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