「オンロードの技術だけでオフロード向けの性能は出ません。オンロードでは出力が出ないオイルの方がオフロードでは速かったりします。考え方が違うんです。“人馬一体”って言いますけど、そのおいしい所が違う感じですね。バイクが速ければいいのではなく、オフロードではライダーが自分の体の一部として使えるのがいいみたいです」
オンロード用とオフロード用で作り分けることで、それぞれ異なるライディングスタイルに対して性能は折り紙付きと言えるだろう。
ライバルは旧300V、バイクに合わせてオイルも進化していく
今回、11年ぶりのリニューアルに至った理由として、
「マシンの性能も上がっていますし、API(エンジンオイル規格)も新しくなっています。ラップタイムも上がっている中、オイルも一緒に向上しないといけないと思います。ヨシムラさんとの専用オイルも2~3年に1回見直しており、市販用に使える技術がやはり出てくる。今回の300Vにもこれをフィードバックしました」
新井氏によると、300Vという製品名は「トップカテゴリーのレースを300勝するためのオイル」という意味を込めて命名された。実は既に累計400以上の勝利を挙げているが、それでもより高みを目指して飽くなき進化を続けている。
高性能オイルはもはやチューニングパーツと言っていい。中でも新生300Vは、オンロード用で2.7馬力アップ、オフロード用でクラッチのトルク容量を増やすというから下手なカスタムより効果的だ。サーキットのみならず、ストリートでもその恩恵に預かれるという。実力を早く試してみたいものだ。
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/parts-gears/366384/
入れるだけで2.7馬力増!モチュールの300Vが11年ぶりに全面刷新された【新オイル詳細解説】【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=366384
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