■バスの火災事故
午後は整備講習を受講した。特にこの日は最近多いバスの火災事故についての実際を聞くことができた。常に爆発をして動力を得る内燃機関からの出火というのは多くはない。つまりエンジンが出火原因ということはあまりないということだ。ただしエンジンルーム内で起こり得るのはウエスや軍手を置き忘れたことによる発火、ホースやハーネスの干渉による発火くらいだそうだ。
やはり出火原因として多いのは電気関係やブレーキ関係だ。運転席で落としたボールペンがペダルに嚙み込んでブレーキを引きずり高温で発火するとか、客室でジュースやコーヒーをこぼした後に始末が悪くスイッチやリレーに浸透して短絡して発火とかだ。最近の夏は暑くエアコンを使用する日数が多いことから酷使されたバッテリーが破裂することも多いという。
過去において実際にバッテリーが破裂した事例があり、教育用に保管しておいた当該バッテリーを見たが悲惨な状態だった。この事例からフジエクスプレスではバッテリーの交換時期を1年半から1年に短縮して、常に新品のバッテリーを使用し、破裂事故から発火してバス火災に発展しないようにしている。
■お金を出しても買えない安全
どんなにお金があっても、社会的地位が高くても、安全はお金では買えない。とはいえ自分だけが安全意識を持っていても相手方が暴走していたら事故は起こる。
富士急グループでは全体として安全文化を醸造しようと努力している。報道に携わる記者としては一般のドライバーにも安全とは?リスクとは?急ぐとは?脳の判断とは?ということを知っていただき、できれば考えてリスクをゼロに近づける運転をしていただければと考えた。
社会全体ではせめて、後で防げた事故と言われるような事故が根絶できることは広く知ってほしいと感じた教育だった。
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