■神戸市内の「シティループ」
かつて西洋への代表的な玄関口の一つだった兵庫県神戸市。ビジネス/観光双方の要素が揃った神戸の街にも、主な観光スポット近くを周遊する路線バスがある。
神姫バスによる「シティループ」と「ポートループ」がそれにあたり、今回注目するのは「シティループ」の専用車両。全長9mクラスの中型路線車をベースにした装飾2ドア車だ。
丸目4灯ヘッドライトを持ち、グリーンの車体各所にゴールド調のフチ取りを施しレトロ感を演出。前扉に2枚折り戸、中扉に4枚折り戸を用い、おでこと肩の部分に板状の飾りを巻いて赤帯を引き、その上にダブルルーフ調の飾り屋根が付いている。屋根のアーチを除けば全体的に角張り感を強調した味付けだ。
シティループの車両も洋風レトロな雰囲気を持っており、西洋とのつながりの深い港町のイメージを大切にしている印象。ダブルルーフ調ということは路面電車をもとにしているのかな? と思いきや、どうやら異なる模様。
シティループの装飾のモチーフ……それは遠い昔の時代の神戸に建ち並んだ、外国人が居住していた洋風建築・異人館である。
「走る異人館」をコンセプトにしたと言われ、建物がモチーフの装飾を主体にしている乗り物というのも、なかなか味わい深く思える。
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