■インターシティバスの接客設備を振り返る
セトラの2階建てバスは、1階/2階それぞれに客席があったが、1階は列車のような向かい合わせのボックス席が設けられ、グループが利用しやすい席となっていた。
トイレは、中ドアを入ったすぐ目の前、2階へ上がる階段の下に設けられている。座席は、他社の高速路線バスと同様の横2+2列の座席が並び、リクライニングはきちんと倒れるが、シートピッチは狭く、座面も硬くて長時間だと疲れた。
列車のように、食堂車や軽食を販売する売店などはなかったが、飲み物とスナックだけは運転手から購入することができた。
座席のポケットには、車内販売のメニューが置かれていたが、スナックは本当に申し訳程度で、チョコバーとグミ、ナッツだけしかメニューに記載されていなかった。
プラハ〜ニュルンベルク間は、仕事で利用する機会が多く何度か乗車したが、一切の食べ物が期待できないということを知った後は、終点まで我慢するか、発車直前に食べ物を買い込んで乗車した。
ニュルンベルクのバスターミナルには、買ってくださいと言わんばかりにケバブ屋が入居しており、何度もお世話になった。
2020年、コロナ禍で乗客数が激減すると運休となり、再開されることなく廃止となった。今さらバス事業を再開することは考えにくく、この路線バスも過去の思い出となってしまった。
プラハ市内でもたまに見かけた白い車体のバスが見られなくなったのは、少々寂しい気がしないでもない。
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