こんなにカオスなバスメーカーとバス社会!! 今の日本のバスメーカーの常識は大きく変わりつつある!?

■バス製造ではこれまで表に出なかったトヨタの動きに注目

ベトナムの東急ビンズンの急行バス。何気に「ユニバース」だが、ボディはヒョンデ、ベアシャーシはいすゞ。当然いすゞエンジン
ベトナムの東急ビンズンの急行バス。何気に「ユニバース」だが、ボディはヒョンデ、ベアシャーシはいすゞ。当然いすゞエンジン

 いすゞは更に海外のボディビルダーを通じて「ヒョンデのボディにいすゞエンジンを搭載したユニバース」を生産したりしていて、意外にもヒョンデとも、そこそこ付き合いがある。いすゞはボルボともトヨタともヒョンデとも仲が良いという、案外特異な会社かもしれない。

 トヨタの全方位戦略はかなり手広く、実はBYDとEV共同開発会社を持っている。

 中国市場向けのEV共同開発が主だが、BYDはトヨタ生産開発・品質技術を学び、トヨタはBYDの車両開発を学んでいて、そこには当然バス製造のノウハウも含まれるだろう。BYDは中国企業でありながら「脱中国」も狙っており目が離せない。

 トヨタはバスだけでいうと、(1)日野を見捨て、(2)いすゞ、BYDと協業し始め、(3)いすゞを通じてボルボやヒョンデとも協力し始め、(4)更にコースターだけではなく、SORA、eパレットのラインナップをそろえはじめているのだ。

 一番不安なのは日野。アーチオンの商品ラインナップ計画にはバスはなく、ふそうバスは台湾と組み、いすゞが見捨てると誰も組む相手がいなくなる。

 また、日野販売会社のうち、北海道・東北・南関東は、台湾でトヨタと日野ディーラーを運営している「ホータイ・モーター」に株式80%を譲渡したのも気になる。

 ちょっと未来の日本のバスは「三菱ふそうバス、いすゞ、トヨタ」の3社に統合され、日本で販売される海外勢は「BYD」「ヒョンデ」の2社になるかもしれない。

 しかしこれは、日本という池の中の話。グローバルのバス市場はトレイトン(スカニア/VW)が約30%、ダイムラーが約10%、ボルボ(ノバ含む)が約10%。残り大半は中国メーカーなのだ。

 案外、三菱ふそうバスとトヨタは世界狙いかも。日野をトレイトンが助ける可能性もある。

【画像ギャラリー】こっちと別れてアッチとくっついた!? あっちとコッチ両方と関係を続けている!? 愛憎渦巻くバスメーカーの関係(5枚)画像ギャラリー

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