■カント34度って立っていられないのでは?
スタンドに出ると座席も半数以上が埋まるほどに多くの観客が詰めかけていた。スタンドの下にも多くの競輪ファンが、スタンド右側には「サイクルシアター」とよばれる有料観戦席がある。筆者は競輪場に足を運んだことはあまりないのだが、見た感じはコンパクトなイメージだ。
案内所でいただいたレースガイドによると、バンクデータは1周400mでマッコーネル緩和曲線を使用し、最大カントは34度25分29秒、ホーム直線43mと、400mバンクでは日本一きついカントだそうだ。
カントとはカーブを曲がりやすくするための走路の傾きのことだ。全般的に走りやすいという評判で、どこからでも伸びるのが特徴らしい。また周囲に建物がなく吹き抜けやすいことから風が強いと言われており、時折突風が起きることもあるそうだ。
■ライバーさんもたくさん!
館内は大きなスペースに中央投票所、メインスタンドの下に第1投票所、駐車場側には前売投票所の3か所が設けられている。多くのファンが投票を行っていたが、スペースは広く取られているので窮屈さは感じない。中央投票所の隣には多目的エリアがあり、ここでは投票締切前にそれぞれのレースの展望や着順を予想する予想会というものが行われていて、多くの競輪ファンが自らの予想と比べながら投票申込書にマークする様子が見られた。
隣ではアニメ「ラブライブ!」とオッズパークとのコラボイベントで、グッズの販売ブースやキャラクターのパネル展示が行われていて、グッズを買い求めるファンが行列を作っていた。筆者も撮影したが、やはり松阪けいりんという場所で行うのなら背景は伊勢神宮の内宮前よりも松坂城跡下にある御城番屋敷にしてほしかったと付け加えたい。
また入口近くにはアニメ「リンカイ!」のPRブースがあり、作品の紹介やグッズの販売を行っていた。「リンカイ!」は女子競輪を題材として、全国にある43場の競輪場にキャラクターを置きアニメやコミック、動画配信等の展開を行い全国の競輪場を盛り上げようというプロジェクトである。
もちろん松阪けいりんにもキャラクターが存在し「松阪鈴(まつさかすず)」というそうだ。近年全国の鉄道会社にスポットをあてた「鉄道むすめ」や温泉地を応援する「温泉むすめ」など様々なプロジェクトが盛り上がっているが、「リンカイ!」も同様に盛り上がってほしい。
■バスもグルメも投票券も!
今回は松阪駅から路線バスを利用して、松阪けいりんを楽しんだ。なおファンバスについては場所により専用バスがあったり、直行する貸切バスがあったりとさまざまだ。使用されるバスもいろいろなので、そういった点も楽しみながらバスでアクセスして楽しんでほしい。
公営競技場ではグルメも隠れた名物で、リーズナブルに揃っている。この日は多くのキッチンカーが出ていたので食べるにもどれにしようか迷うところだったが、ここは競輪場にある店舗で競輪グルメを楽しんでもらいたい。
店頭を眺めてみると名物は串カツだそうで、1本150円とありがたい価格だ。頼むと串カツのソースが垂れないように紙コップに入れてくれ、生のキャベツも添えられたものが出てきた。飾りも映えもないビジュアルであるが、それこそが公営競技場のグルメでありとても美味しかった。
他にも和洋中揃っていたようなので、ぜひ味わってもらいたい。なお筆者も何レースか予想会を聞いて車券を買ってみたが、その結果についてはあえて割愛させていただきたい。
【画像ギャラリー】ファンバスはないのに無料で行ける?コラボイベント目当てで「松阪けいりん」に行ってきた!(20枚)画像ギャラリー





























