公営競技は競馬や競輪、ボートレース、オートレースなどがあり、お金を賭けて(ギャンブル)開催する公営レースの総称である。比較的ポピュラーな競馬はテレビで週末に中継されるので目にする機会も多いだろう。今回はイベント参加のため競輪場へバスでお出かけしてみたのでその様子についてお届けする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■ファンバスはないけど無料?
今回はJR松阪駅から「松阪けいりん」に向かう。以前はアクセスバスが出ていたのだが、現在は路線バスで最寄りのバス停まで乗車する。では整理券を取って運賃を支払うのかというと実はそういうわけでもない。
松阪駅に隣接しているバスターミナルを歩いた先にあるのが切符売り場で松阪けいりんに行くことを伝えると路線バス利用券がもらえる。これがあれば最寄りのバス停である「春日町」バス停まで無料で乗車することが可能だ。ちなみにこうした公営競技のためにレース場まで結ぶバスのことを「ファンバス」と呼び、気軽に来場してもらう目的から無料が多い。
松阪けいりんの場合は松阪駅の切符売場で申し出ると利用券が貰え、帰りのバスについては競輪場内の案内所などで配布されている。利用できるのは本場開催の場合のみで、別のレース場で開催される日に松阪けいりんに向かう際は配布は行っていない。また松阪けいりんの場合市内を走るコミュニティバス「鈴の音バス」に「松阪競輪場前」バス停というのがあるが、コミュニティバスは対象外である。
■レインボー長尺車がきた!
バス乗り場で待っていると1台のバスが入ってきた。このバスが春日町方面へ向かうバスだ。なんと三重交通の日野レインボー長尺車がやってきた。到着すると早速乗客が続々と乗り込んでいく。筆者も含めて20人弱となったところでバスは出発した。思ったよりも多くの乗客であるが、大型のバスが来てくれたおかげで車内はゆったりとした感じで混みあうほどではない。
バスは駅前を出ると商業地、繁華街を抜け約5分少しで春日町バス停に到着した。ここで約半数近くが下車した。筆者は乗車時に整理券を受け取ったが、下車していく人の動きを見ていると整理券を運賃箱へ入れている人はいたが、利用券だけを渡している人もいたようだ。正しい利用方法は、利用券を運賃箱には投入せずに横に置かれた利用券のサイズにピッタリ合った箱へ差し入れる。
■松阪けいりん
目的地の松阪けいりんはバス停から歩いて3分ほどで、国道から少し住宅街を歩いた中に存在する。開場したのは1950年で今年で76年を迎える。施設にはそれなりの年季を感じる部分もあるが、部分的な改装などが加えられているようだ。
また来年度からは施設整備が行われるとのことで、サイクルシアターの外壁工事、管理エリアの改修を皮切りにほぼ全てのエリアが2年ほどの期間と約20億円をかけてリニューアルされる。競技エリアではパンプトラックの新設など、見た目にも大きく変化することになりそうだ。運営は松阪市が行っていたが、包括業務委託により現在は株式会社JPF(日本写真判定)が行っている。
競輪自体の低迷もあり一時期は廃止という方向も出された松阪けいりんであるが、そこから一気に回復をみせ2025年度は前年度比で約15億円増の349億円となり、3期連続で過去最高を記録している。収益でも12期連続の黒字が見込まれているなどとても好調だ。
この日は記念競走のGⅢレース「蒲生氏郷杯王座競輪」が開催されていて、朝から行列ができるなど多くの来場者で賑わった。また競輪ファン以外にも多くのイベントやキッチンカー、アニメ「ラブライブ」とオッズパークとのコラボイベントも行われ、家族連れやラブライブファンの姿も見られた。開催期間4日間の売り上げは70億5367万6600円で、目標の70億円をクリアしたそうだ。








