■二つの顔を持つ標識
バス停標識が共用の場合、特定の事業者だと分かるような色合いや形状にすると不公平になってしまうため、事業者同士での合意がない限りは、標識本体にデザイン性をあまり持たせないのが一般的と思われる。
ところが中には、少なくとも2事業者のバスが停まると、遠巻きから見てハッキリ分かる1本のバス停標識も実在するのだから、バスにおける無尽蔵な“例外”に舌を巻く。北海道の日高地方のバス路線で使われている標識がその一つ。
該当の標識は、中央で縦に割って左がJR北海道バスの青、右は道南バスの緑に塗られている。左右で違う顔を持つアメコミのスーパーヴィランを彷彿とさせる、ハイブリッドデザインが斬新だ。
以上を踏まえると、複数の事業者が個別にバス停標識を立てるパターンと、1本のバス停標識を共用するパターン。どちらもケースバイケースで、偏った珍しさはなさそうだ。
星の数ほど散らばるバス停標識、突き詰めれば変わり種がまだまだ沢山出てくるハズ!?
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