■“最速”を手にするのは?!
エントリー31路線の全区間の走行距離と所要時間をもとに、それぞれのバスの平均速度を算出、足の速いTOP5を並べると……
【最速】(10)ジェイアール北海道バス 日勝線 様似営業所→広尾 42.4km/h
【2位】(09)名士バス 興部線 40.9km/h
【3位】(08)北紋バス 遠軽線 38.5km/h
【4位】(07)北海道拓殖バス 51系統 38.2km/h
【5位】(06)北紋バス 興部線 33.6km/h
……(予想通り)いずれも信号待ちや方向転換が少ない北海道の郊外を走る、中〜長距離クラスの路線バスが固まる結果になった。一般路線バスで平均時速40キロを超える路線があったとは驚きだ。
■「ゆっくり」も要チェック
合わせて、平均速度が特にゆっくりな路線は以下の結果に。
【ゆっくり】(30)和歌山バス 52系統ほか 10.9km/h
【2位】(26)知多バス 半田・常滑線 12.3km/h
【3位】(18)東急バス 川32系統 12.8km/h
【4位】(19)神奈中バス 40系統 13.6km/h
【5位】(20)神奈中バス 町77系統 14.4km/h
最速クラスとは対照的に、交通量が多いエリアを走行するバス路線が並んだ。さすがに街中の路線となれば、速くても平均20km/h行くか行かないか、といったあたりが普通と言える。
■最長は何位にいるのか?
これら31路線と競った場合、平均速度25.1km/hの奈良交通八木新宮線は何位に食い込むのか。足が速い順に並べて「17位」にランクインした。16位は国際興業バス 飯03-2系統の25.3km/h、18位はふれんどバスの25.0km/hだ。
八木新宮線は経路の大部分が山道であるのと、休憩時間が計40分設けられている“ハンデ”を持っている関係で、平均値で出すとどうしても遅くなるわけだ。
平均速度で競った際の“最速”路線バスは、いまのところジェイアール北海道バス日勝線ということになった。今後アップデートを続けて、順位がどう変わっていくか楽しみでもある。
【画像ギャラリー】走る速さはそれぞれ…各地で活躍中の路線バス(6枚)画像ギャラリー