■異なる常識が交錯!
乗客からすると「後ろから乗車する人が迫っているのに何をやってんだ!早く両替の仕方を教えてくれ!」との主張だ。運転士は「300円でも500円でもお金を入れてお釣りを取ってさっさと乗ってくれ!」と思ったに違いない。結果的に運転士は「お釣りが出る」という言葉を発しないまま投入口に入れるように促し、お釣りが出てやっと事の次第に気が付いたという顛末だった。
異なる常識とは恐ろしいもので、運転士にとってはそれが常識でまさか両替をする運賃箱があるなんて思いもしなかったのだろう。一方的に責めるわけにもいかないが、乗客からすれば「釣りが出るなら出るといってくれ」と不親切に思っただろう。
乗車券を購入して改札口を通り、降車後はその逆という全国一律の鉄道乗車方式が通用しない路線バス、それも便利な高機能運賃箱を搭載する東京路線バスあるある大事件だった。
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