■いったい何種類の食べ方があるんだ?
肉×卵黄の組み合わせは食べる前から優勝決定。峯野牛の濃厚だがさらりとしたしつこくない脂に卵黄の甘味とまったり感がマリアージュし、それに負けないうまい肉とくれば、もう間違いはない。食べながら頷いてしまう卵かけご飯。こちらは山椒しょう油とは逆に、たっぷりかけてわんぱくに口にかき込むのがおすすめだ。
最後は、江戸駒こだわりの焼津のかつお節、利尻昆布をふんだんに使用した一番出汁のお茶漬けでシメ。水までこだわっており、焼津の海洋深層水を使用している。まろやかで優しく上品な出汁はそれだけで飲んでもおいしい。そこに峯野牛の脂が溶け出 すことで、ぐっと深みを増したお出汁にレベルアップする。
■富士山天然水のふわふわかき氷
食事後におなかに余裕があれば、3週間近くかけてゆっくりと凍らせた富士山天然水のかき氷をオーダーしてみてほしい。それぞれのフレーバーかき氷もあるが、全部のせのビジュアルを見てしまったら注文せずにはいられない。単一フレーバー1100円に対して、全部のせで1430円は安すぎないか。
ゆっくり凍らせた富士山の天然水は、柔軟性があり溶けにくく、よりふわっとした食感になると聞いた。何もかけずに口に運ぶとふわっと溶けてスーっと消えていく。雲のようにもくもくしてボリュームがあるのに不思議だ。
氷にトッピングを一気にかけてしまうと、氷のふわふわ感が損なわれてしまうので少しずつ氷を別皿に取り分け、味付けをして食べ進めて行くのがポイントだ。まずは和のトッピングで、静岡茶+北海道産あんこ+きなこ。甘党の筆者はかんろをさらにかけて甘さを足して自分好みに仕上げた。全部のせだから叶う好みのかき氷作りは舌も心もよろこぶ。
お次は、みんな大好き甘酸っぱいいちごにはみるくを合わせてみた。トロピカルな夏のフルーツのマンゴー。まさに今が旬のもも。次々とフレーバー単体でシンプルに楽しみつつ…ラストは和のマリアージュだ。トッピングが8種もあるので、あれこれ試せば自分好みのかき氷と出会えるはずだ。
■落ち着いた雰囲気の和個室でリラックス
江戸駒は全室、プライベート感を確保した和個室。足を下ろして寛げるので老若男女だれでもゆったりと過ごせ、冠婚葬祭や宴会・会議・接待などさまざまなシーンにも対応できる。最大16名まで利用可能だ。
筆者が過ごした和個室は、すてきなお庭が目の前に。中庭の風景を愛でながら、誰にも邪魔されずミシュラン三つ星店で修行を積んだ二代目の料理で口福を堪能する時間はまさに癒やしといわずしてなんと表現しようか。
今回は6月からスタートした、ローストビーフひつまぶしと夏のデザート富士山天然水のふわふわかき氷にスポットを当てたが、静岡の旬菜や鮮魚に京料理の彩りを添えた季節の日本料理がズラリとラインアップされている。女子会や親せきの集まり、大切な方々との交友には豊かな木々が生い茂る安倍川の畔にたたずむ同店で過ごしてみてはいかがだろうか。
なお、おトク情報として、インスタフォローとハッシュタグ #江戸駒 の投稿でドリンクがアルコールを含めて1杯サービスされるので、筆者はちゃっかり赤ワインをGETしたことを付記しておく。昼から飲める幸せよ…みなさんもぜひ。
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