バスのいる風景を撮影に行ったら西鉄ローザがやってきた!

北九州の名産品を買ってしまおう!

 バスの撮影に疲れたら、ここスピナで北九州の名産品を購入してしまうのもいいだろう。記者の好物で恐縮ではあるが「くろがね羊羹」を推しておく。

 北九州市内のスピナやお土産品店ではたいてい売っているので、砂津でも到津でも北九州空港でも購入は可能だ。ちなみに福岡市内でも手に入るが、西鉄天神高速バスターミナルでは売っていなかった。

箱のわりには重い
箱のわりには重い

 本品はおよそ100年前にカロリーを気にする方に向けに作られたものだ。とはいえ低カロリーを所望する現代人とは異なり、高カロリーに振った羊羹なので、今のし好とは方向が異なる。「くろがね」とは鉄のことで、まさに製鉄所と関係が深い羊羹だ。

ずっしり重い高カロリー食品

 かつての製鉄所で働く工員は高温・多湿環境での作業だったので、エネルギーの消耗が激しかった。これを助ける目的で八幡製鉄所が開発した工員のカロリー補給用食品だったのが始まりだ。生まれは大正時代だが、やがて一般向けにも販売され現在では北九州の銘菓になっている。

単体でも売られているがセットもある「くろがね羊羹」
単体でも売られているがセットもある「くろがね羊羹」

 かなり詰まった羊羹なのでずっしりと重く、上白糖をぜい沢に使用しているためグラニュー糖よりも甘みが強く感じられる。そして賞味期限は1年なので非常食としても有効だ。

 かなり理論に無理があるのは承知の上だが、乗りバスや撮りバスはそれなりに体力を消耗するので、くろがね羊羹で栄養補給をすると元気いっぱいでまたバスに乗ろうというものだ。

 この羊羹とお土産用にセットになった堅パンもあるので同時にお試しいただきたい。堅パンの詳細は割愛するが、初心者は注意して食べないと冗談ではなく歯が砕けてしまうこともあるので、北九州市民の指導?の下で食べることをお勧めする。

バスのいる風景

 北九州市は製鉄所がある都合上水源が豊富で、整備されたダムや貯水池、河川が多いので工夫すればいい撮影地になるはずだ。好きなボディーに乗車して、お気に入りの場所で、お目当てのバスを撮影してみてはいかがだろうか。

荒生田公園下バス停
荒生田公園下バス停

 そしてかつての製鐵マンがそうしたように、胸ポケットにくろがね羊羹を忍ばせてかじりながら、いい写真を撮影していただきたい。

【画像ギャラリー】バスのある風景を撮影に行ったら西鉄ローザがやってきた!~荒生田公園下~(15枚)画像ギャラリー

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