ゆっくりと手堅く進む昼行縛り
10本の高速バスと5本の一般路線バス、3本のフェリーを乗り継ぐと、稚内〜那覇まで到達できる結果が出た。
日中は基本的に高速バスに乗っていることになるが、バスを昼行便のみに絞ったせいか、各日の休息時間に不足はなく乗り継ぎ時間も無理のない範囲に収まっている。
昼行の中・長距離高速バスは夜行に比べて数の少なさに驚かされるが、それでも各地のローカル路線バスよりもキレイに繋がる印象だ。
ダイヤの都合上、鹿児島に至ってはフェリーの時間まで丸1日現地観光に費やせる、それなりの“ゆっくり”感もついでに得られた。
果たして簡単なのか
バス同士がキレイに繋がる無理の少ない行程と言えど、距離にすると3,500km以上ある。
全行程の所要時間172時間8分。うちバスの乗車時間52時間51分、現地滞在時間90時間7分、乗船時間29時間10分だ。やはり時間だけは凄まじくかかる。
基本的に割引を利用しないで乗車船する際の運賃をベースに合算すると、移動費の合計が70,450円となった。これに加え、スタート/ゴール地点から家に帰る交通費と宿泊費、食費等雑費が別途必要になる。
バスのダイヤ的に言えば、日本列島バス縦断は簡単かもしれない。その半面、高額な費用と1週間以上自由に使える時間を確保できるかどうかで見るなら、日本列島バス縦断は激ムズの塊!? になりそうだ。