【もし給油ランプが点灯したら】ガス欠直前!! 「やるべきこと」と「やっちゃいけないこと」

もしもの正しい対処は!?

 さて、万が一、燃料がスカスカになった状態で走らなくてはならない場合、どうすれば燃料を節約できるでしょうか? 

 まず、その前にやってはいけないことを書いておきます。それは下り坂でエンジンを止めるという行為です。エンジンを止めれば燃料の消費は抑えられますが、ブレーキの倍力装置が働かなくなったり、最悪ステアリングがロックするということもおきかねません。

 走行中にATのポジションをニュートラルにするのも危険ですからやめましょう。

 もしエアコンを使っていたら、エアコンはオフにしたほうが燃料消費量を減らせます。エアコンはエンジンの力を使っているからです。電気系統は大きな影響はありませんので、オーディオやナビは使っているままで問題ありません。エアコンもファンを使うだけなら大丈夫です。

燃料消費を抑えたいなら、エアコンOFFや速度をおさえることは有効。但し、ニュートラルやエンジンオフによる走行などは大変危険なので厳禁となる

 速度は低めがおすすめです。空気抵抗は速度の二乗に比例するので、速度が上がれば上がるほど走行抵抗が増えます。とはいえ、一般道なら法定速度の60km/hを上限、高速道路なら80km/hを下限として走ればいいでしょう。それよりも低い速度のほうが燃費がいいことはありますが、周囲の迷惑にならないことも大切です。

 見知らぬ土地でガソリンスタンドを検索する際は、クルマを停止しいったんエンジンを停止したほうがいいでしょう。始動時にガソリンを食うのは大昔のキャブレーター車などで、今のクルマはそうした心配はありません。

 さて、にっちもさっちもいかなくなり、JAFなどに救援を求めた際の費用はどうなるでしょうか?

 JAFの会員ならば基本的に無料で、燃料の実費のみがかかります。一方、非会員の場合、8時~20時の一般道でのトラブルで、8380円+燃料代実費。20時~8時の高速道路のSA&PA外トラブルで、1万9900円+燃料代実費+高速料金となっています。JAF会員でなくても、任意保険のロードサービスなどでも燃料切れに対応してくれるので、JAF非会員の方は任意保険にロードサービスが付帯しているか? を調べておいたほうがいいでしょう。

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