北海道留萌市在住の写真家・佐藤圭さんが撮った貴重な動物、風景写真をお届けする週末連載。第11回は、エゾヒグマです。
今から106年前の大正4年、エゾヒグマが民家を襲い、開拓民7人が死亡、3人が重傷を負った、日本史上最大の獣害事件「三毛別事件」。
この事件を題材にした作家吉村昭さんの『羆嵐』を初めて読んだときは、どんなホラー小説より怖くて震え上がりました。
この事件が起こった北海道苫前(とままえ)町と、その8年後、史上2番目に大きな被害を出した「石狩沼田幌新事件」が起こった沼田町は、圭さんが住む留萌のすぐ近くなんです。
ばったり出会ったらとても危険なエゾヒグマ。いつも山で動物たちを撮影している圭さんはどのように付き合っているのでしょうか。
写真・文/佐藤圭
画像ギャラリー……サケ漁に勤しむエゾヒグマ
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